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具体的なテクニカル分析やトレード手法等ではなく、一歩引いた視点から投資に関する心得や市場の大きな動きを知ることができる一冊です。大口機関からの視点で、市場の大きな動きや仕組みを解説されています。レベル的にはやや中級向けと感じました。ある程度トレードの経験がないと、話を具体的にイメージできず理解しづらいと思います。逆に、ある程度トレードの経験を積んでから読み返すと「なるほど」と思うことが多くとても勉強になります。
ゆ 30代 研究職
この本は、大変読みやすく書かれており、初心者からベテランまで多くの人に役立つ本と思う。
元のオリジナルが、多くのディーリングルームに置かれ、若手ディーラーの座右の銘となっているとのことである。内容もプロ向けに書かれており、一般の読者には、ピンとこないところも含まれる。
しかし、分からないところは、第1回目の読書時には、読み飛ばしてもいいと思う。100の項目で成り立っており、どこから読んでも、私は良いと思う。机の上に置いといて、気に入った所から、1日、1項目読んでいくことをお勧めする。そして、1回目の読書が終了後、自己のトレードを進めていくときに、参考になる項目があれば、また読んでみるのも良いと思う。
私は、金融機関での勤務経験はないが、個人トレーダーに対しても、十分役に立つ本である。この本を読んで、相場のテクニックを習得する様な物ではない。しかし、トレードをやっていく上で、数々の壁に当たったり、迷いが生じる時も、多くあると思う。そうした時、どうするかを考えていく上で、ベースになる知識が多く散りばめられている本と思う。是非、御一読をお勧めする。
(ペンネーム H.K 50代、自営業)
名著「生き残りのディーリング」が、より個人投資家にとって 、わかりやすくなって帰ってきました。相場をやる人なら、必 ず読んでおきたい1冊です。個人的にいわせてもらえば、相場 の心構えをといた本としては、オリバーペレスの「デイトレー ド」と双璧をなすほどの名著だと思います。
まえがきに、個人が相場にたずさわることの究極の目的は、自 分の可能性を広げることだと書いてあります。まさにそのとお りだと思います。自分の知識や経験が増えていくことにより、 結果がともなっていき、それにより、資金も増える。これが人 生において、プラスになっていくことができれば、この上なく 喜ばしいことだと思います。
本に書いてあることは、参考になることが多いのですが、特に 今参考になったことは、はじめのほうに書いてある「失敗した 、なぜか、儲からない、なぜか、あくまでも原因を究明し対策 を練る。漠然とした感覚を言葉によって具現化し、相場観にま とめ上げる。」というところです。日々予習、復習をすること により、じょじょにでも相場の技術が上達していく。こういっ た予習、復習の繰り返しが大事だと思いました。
また、この本は、ナンピンを否定しています。ナンピンをする くらいなら、一度損きりして、また買いなおしたほうがいいと いう考え方です。確かに、そのほうが合理的であると思います し、その理由もこの本に書いてあります。
最後のあとがきは、人生に絶望している人にとってはげみにな ることが書いてあります。人生が嫌になったとき、相場が救い になってくれればというのが、著者の願いであることが読み取 れます。
(bblue 30代 会社員)
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