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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/09/10 16:09,
提供元: フィスコ
日経平均は反発、買い優勢で次第に上げ幅広げる
*16:09JST 日経平均は反発、買い優勢で次第に上げ幅広げる
前日9日の米国株式市場は続伸した。利下げ期待を受けた買いが続くなか、労働統計局が発表した3月までの1年間の雇用者数の年次改定が想定以上に下方修正されたことを嫌気し、景気減速懸念に一時売りに転じた。ただ、同時に連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを後押しするとの見方に再び上昇。インフレ指標や金利上昇が警戒されたが相場は終盤にかけて一段高となり、過去最高値を更新した。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は反発して取引を開始した。前場は、米国市場からの追い風を受けつつも43700円付近で上値の重い展開となり、一段高の動きは乏しかった。ただ、買い手優位の状況は続いて、後場からじりじりと上げ幅を広げて本日高値付近で取引を終了した。米利下げ観測に加えて、国内では自民党総裁選を巡る思惑も引き続き意識された。そのほか、為替は概ね安定し、特段の変動は観測されなかった。
大引けの日経平均は前営業日比378.38円高の43837.67円となった。東証プライム市場の売買高は19億3865万株、売買代金は4兆4726億円だった。業種別では、非鉄金属や銀行業、情報・通信業、電気・ガス業などが買われる一方で、医薬品や輸送用機器、繊維製品、鉄鋼には下押し圧力がみられた。東証プライム市場の値上がり銘柄は50.5%、対して値下がり銘柄は44.7%となっている。