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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/10/07 07:39, 提供元: フィスコ

NYの視点:米8月貿易赤字が大幅拡大、輸入額は過去最高、対加新関税発動前の駆け込み需要が影響、今後改善も

*07:39JST NYの視点:米8月貿易赤字が大幅拡大、輸入額は過去最高、対加新関税発動前の駆け込み需要が影響、今後改善も
米商務省が発表した8月貿易赤字は大幅拡大し、1056億ドルとなった。7月928億ドルから予想以上に拡大し、1992年以降で最大を記録した昨年3月来で最大となった。輸入が前月比+4.3%の4208億ドルと急拡大し過去最高を記録したことが赤字拡大につながった。輸出は+1.4%の3152億ドルへ改善。輸入は人工知能(AI)インフラの材料と見られる鉱工業部品に集中。輸出は原油、金、ハイテク商品などの輸出が増えた。

貿易収支は米国関税、イラン紛争受けた原油価格の激しい変動、サプライチェーン困難などに加えて、人工知能(AI)投資などが要因となり、変動が激しい。ただ、年初来の貿易赤字は前年同期19.9%減。

トランプ政権が警告した対カナダ新たな関税発動を控えた駆け込み需要で輸入が急増したと見られている。8月22日に対カナダ50%関税が発動された。カナダ8月貿易収支は+42億加ドルとなった。黒字幅は7月+7.9億加ドルから予想以上に拡大し、22年5月以降ほぼ4年ぶり最大となった。新関税を前に、対米輸出が急増。月ベースで過去最高を記録した。

米7−9月期国内総生産(GDP)成長を抑制する可能性が示唆された。アトランタ連銀のGDPナウによると、純輸出がGDP成長に2.59ポイント、マイナス寄与すると予測。想定通りとなると、連邦公開市場委員会(FOMC)の速やかな利上げの必要性が後退する。ただ、一時的な要因となる可能性から、今後は赤字改善が予想される。今後の赤字回復は、成長への影響を限定的にすると見る。


《CS》

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