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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/03/27 12:24,
提供元: フィスコ
ドリーム・アーツ Research Memo(4):ノーコード開発ツールのSmartDBで「デジタルの民主化」推進(2)
*12:24JST ドリーム・アーツ Research Memo(4):ノーコード開発ツールのSmartDBで「デジタルの民主化」推進(2)
■事業概要
2. 事業セグメント別概要
ドリーム・アーツ<4811>は、「クラウド事業」「オンプレミス事業」「プロフェッショナルサービス事業」を展開している。クラウド事業では、「SmartDB」「InsuiteX」「Shopらん」「DCR」を提供しており、いずれも月額利用料によるストック収益となる。オンプレミス事業は、過去に販売した「SmartDB」「INSUITE」のパッケージソフトウェアの管理・運用業務でライセンス料がスポット収益、ソフトウェアメンテナンス料がストック収益となる。プロフェッショナルサービス事業は、クラウド事業及びオンプレミス事業にかかるシステム開発・改修、導入支援、各種作業などの労働集約型業務でスポット収益となる。2025年12月期の売上高比率は、ストック収益が87.5%、うちクラウド事業が79.0%を占め、収益基盤は安定している。
(1) クラウド事業
クラウド事業は、自社開発したアプリケーションソフトウェアをSaaSの形態で提供する事業である。提供サービスは、幅広い業界で利用される「ホリゾンタルSaaS(「SmartDB」及び「InsuiteX」)」と、特定の業界で利用される「バーティカルSaaS(「Shopらん」)」及び特定顧客向け開発運用一体型サービス「DCR」がある。ホリゾンタルSaaS及びバーティカルSaaSは月額利用料によるストック収益で、利用人数や用途に応じてユーザーライセンス、バインダ(データベース)ライセンス、各種オプションなどを組み合わせることができる。一方、「DCR」は開発するシステムの要件の個別性が高いため、内容に応じてサービス料を定めている。
a) ホリゾンタルSaaS「SmartDB」
「SmartDB」は、プログラミング不要のノーコード開発ツールである。ノーコード開発ツールは、業務に精通した現場担当者がシステム開発を推進することで、要件定義や仕様設計などの開発プロセスを短縮し、開発生産性が向上できる。さらには、現場部門自らが業務デジタル化を推進することで、これまで放置されていたアナログ業務のデジタル化が進み、DXに向けた企業文化や組織風土の変革に取り組みやすい環境を作ることにもつながる。単純なデータベースやワークフローといった標準的なものから、ERPのフロントシステムや生産管理・在庫管理などの基幹業務を支えるサブシステムに至るまで、幅広い領域で活用できる。従来は、こうしたMCSの周辺領域もシステムインテグレーターが担っていたが、ノーコード開発ツールにより現場主導で開発・運用が可能となるため、投資効率の向上とビジネス環境への機動的な対応が同時に実現した。多くのSaaS企業が提供する経費精算業務などでは、後から機能不足が判明しても諦めるか、大掛かりなカスタマイズが必要になるが、「SmartDB」は多くの場合でそうしたカスタマイズをせずに機能追加可能な点も強みである。
「SmartDB」の競合優位性は、優良な顧客基盤、豊富な導入実績、大企業における業務デジタル化ノウハウ及び運用ノウハウの蓄積により築かれている。これらの導入実績とノウハウの蓄積は、大規模組織で利用する際に要求される、高度な権限管理や複雑な業務プロセスを構築する機能の網羅的な実装につながっている。また、大企業に対する難易度の高い商談プロセスをマネジメントする営業体制と、業務デジタル化を短期間で成功に導く手厚い導入支援体制(課題ヒアリング、初期設定、操作トレーニング、アプリケーション開発支援、運用・展開方法の検討支援、事務局支援など)も強みだ。
「SmartDB」は、アイティクラウド(株)が運営するIT製品レビュープラットフォーム「ITreview(アイティレビュー)」で発表された「ITreview Grid Award 2026 Winter」において、「ノーコードWebデータベース」「ワークフローシステム」「文書管理システム」の3部門において、SaaSで唯一、最高位の「Leader」に同時認定されている。「ITreview Grid Award」では21期連続、3部門同時は15期連続での受賞となり、対外的な評価及び認知度も高まっている。また、テクノ・システム・リサーチの「2024年SaaS型ワークフロー市場のメーカーシェア調査」によれば、「SmartDB」は全体市場シェアが30.2%でNo.1、従業員1,000名以上の大企業におけるシェアは54.1%でNo.1を獲得しており、4年連続のNo.1となっている。
b) ホリゾンタルSaaS「InsuiteX」
「InsuiteX」は、2002年7月にリリースした「INSUITE Enterprise」の後継プロダクトとして、2020年に最新クラウドアーキテクチャをベースに全面刷新された。企業内の従業員が社内情報にアクセスするために訪れる「社内ポータル」を構築するためのツールで、利用ユーザー数は65万人を超える。「InsuiteX」は、経営情報から現場情報に至るまで、企業内のあらゆる情報を集約・発信・共有するプラットフォームとして、大企業の組織運営をサポートする。全社向けだけではなく、組織・個人ごとにポータルを作成し、業務遂行に必要な情報を集約することにより組織の生産性向上にも貢献する。企業文化・企業体質の強化に向け、単なる情報共有を「意識共有」と呼べるレベルまで発展させることをコンセプトとして、継続的な開発を進めている。
c) バーティカルSaaS「Shopらん」
「Shopらん」は、チェーンストアの店舗運営を支援するための情報共有ツールである。チェーンストア業界では本部店舗間の情報伝達に問題を抱えていることが多いが、「Shopらん」は本部からの指示を的確に店舗に届け、業務実施率を向上させることで機会損失の発生を防止する。また、現場情報をリアルタイムに収集し、店舗運営方針の転換に生かすなど、業界特有の課題に対応した機能を提供することで、現場の生産性向上や業務品質の改善、人材育成などをサポートする。「SmartDB」と同様に、「Shopらん」も「ITreview Grid Award 2026 Winter」において、店舗管理システムの部門で最高位の「Leader」に8期連続で認定された。また、富士キメラ総研の「業種別IT投資動向/DX市場の将来展望 2026年度版 IT投資編」においては、2023年の本部・店舗間コミュニケーションツール市場で「Shopらん」がベンダーシェア51.6%でNo.1を獲得している。
d) 特定顧客向け開発運用一体型サービス「DCR」
「DCR」は、企業固有の戦略要件に基づいてシステムを開発し、クラウド基盤上で運用しつつ継続的な機能拡張開発を行う、特定顧客向け開発・運用一体型のサービスである。初期のシステム開発は、プロフェッショナルサービス事業で開発を請け負うが、運用開始後は月額利用料によるクラウドサービスとして提供する。「DCR」は特定の顧客3社に限定し提供しており、ソリューション例としては、ケーブルテレビ運営会社向け営業支援ソリューション、流通小売業向け画像共有ソリューション、特殊法人向けファシリティ活用管理ソリューションがある。顧客数を増やす計画はなく、収益を確保しながら、最先端テクノロジーの活用による技術力の向上や、新たなプロダクト開発につながる顧客ニーズの発掘を目的としている。顧客の要件によっては、「SmartDB」をDCRシステムのパーツとして組み込むことも想定され、「SmartDB」を基盤とする新たなソリューション開発の可能性を模索している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉 孝)
《KM》
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