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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/04/14 11:05,
提供元: フィスコ
美樹工業 Research Memo(5):住宅事業は、大型分譲地開発やリフォーム、メンテナンスなど好調な事業に注力
*11:05JST 美樹工業 Research Memo(5):住宅事業は、大型分譲地開発やリフォーム、メンテナンスなど好調な事業に注力
■事業概要
3. 住宅事業
美樹工業<1718>の住宅事業は、子会社のセキスイハイム山陽とリブライフが展開している。戸建住宅の建売や分譲に加え、不動産賃貸事業などを展開している。
主力のセキスイハイム山陽は、兵庫県南西部(上郡〜姫路〜播磨町)を地盤として、積水化学工業のユニット住宅「セキスイハイム(鉄骨系ユニット住宅)」「セキスイツーユーホーム(木質系ユニット住宅)」の販売・設計・施工管理事業を手掛けている。特に2024年に自社開発した姫路市城東町の分譲地(68区画)は、市場の強い需要を背景に順調に推移し、完売が目前となっている。次の分譲地も仕込みの段階に入っており、姫路市のショッピングモールに出店した「いえとちテラス」※の窓口を通じて、1次取得者層の獲得を推進している。併せて、内外装の刷新から建物の用途を見直すリデザインまで、ユニット住宅のリフォーム事業を幅広く展開している。同社は50年以上の歴史があり、エリア内での累計販売実績は10,000戸を超える。
※ 「いえとちテラス」:特定のブランドをアピールせず顧客の「家・土地を探したい」というニーズに応える新業態
リブライフでは、兵庫県全域を対象に本格木造注文住宅「リパーロ」の販売・設計・施工管理を行っているほか、兵庫県南部で「センチュリー21」の代理店として不動産の販売・管理を手掛けている。なお、同社は飲食事業として「まいどおおきに食堂」のフランチャイズ店やペットケアサロン「i&pet」も運営しているが、これらは業態の性質上「その他」セグメントに分類される。
住宅産業は人口減少による新築着工戸数の長期減少傾向など厳しい環境にあるが、同社は大型分譲地開発やリフォーム、メンテナンスなど好調な事業に注力することで業績の安定化を図っている。
広い事業領域で様々なニーズに対応できる総合力が強み
4. 収益の特徴と強み
収益の発生時期は案件ごとに異なる。建設事業では、受注から完工までの期間は通常1年程度であるが、ごみ処理施設や再開発等の大型案件では2年以上に及ぶ場合もある。こうした大型案件は受注総額が大きい一方、完工までの期間が長いため、翌期以降への繰越工事となりやすい。対照的に設備事業は数ヶ月で完工するため、期内に売上高を計上する割合が高くなる。同社は1,000万円以上の案件に工事進行基準を採用しており、完工前でも進捗度に応じた売上計上が可能である。ただし、工事の進捗遅延が期末を跨ぐ場合には、売上計上時期が翌期へずれ込むリスクを内包している。
契約形態は、建設工事や土木工事では同社が元請け(ゼネコン)という立場をとることが多い一方、ガス事業や設備工事では下請け(サブコン)として作業を請け負う傾向にある。一般にゼネコンの方が収益確保の面では優位に立つことが多いが、近年は資材価格や労務費の上昇により利益率が圧迫されやすい。一方、ガス事業や設備工事を担うサブコンは、高い専門性を背景に比較的安定した利益率を確保しやすい傾向にある。ガス事業に関しては、主要顧客である大阪ガスとの長年にわたる実績を背景に、安定的な収益基盤を構築している。また、近年展開を強化している一棟収益マンション事業は、賃貸マンションを建設し、主に投資ファンド等へ売却することで利益を得るモデルである。需要が旺盛な東京圏への進出は、収益性と成長性を兼ね備えた重要な戦略として位置付けられる。
住宅事業は、かつてはセキスイハイム山陽を中心とした限られたエリアでの展開であり、激しい市場競争から収益性の確保が課題となっていた。しかし、リブライフの設立による事業領域及びエリアの拡大、市場ニーズに合致した分譲地の提供、自社所有地の賃貸事業などを通じて、収益の安定拡大を実現している。特にカー用品専門店やスーパーマーケットへの賃貸収益は、既存設備の転用が容易で再収益化のハードルが低いことから、極めて安定した収益源となっている。
同社の強みは、土木から建築、設備、戸建住宅までを網羅し、様々なニーズに対応可能な総合力にある。広範な事業領域を背景とした多角的な提案営業により、顧客の多様な要望に応えることで強固な信頼関係を築いている。価格競争が激しい建設市場において、同社が収益性を重視した選別受注を徹底できるのは、こうした独自の優位性が確立されているからである。また、ガス事業における安定した収益基盤や、住宅事業における分譲・賃貸による収益構造も、同社の堅実な経営を支える強みである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
《HN》
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