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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/11 12:01, 提供元: フィスコ

ODK Research Memo(1):2026年3月期は2ケタ営業・経常増益も、2027年3月期は先行投資で減益予想

*12:01JST ODK Research Memo(1):2026年3月期は2ケタ営業・経常増益も、2027年3月期は先行投資で減益予想
■要約

1. 教育関連と金融関連のシステム運用を主力とするビジネスモデル
ODKソリューションズ<3839>は、機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つ独立系のIT企業である。日本初の大学横断型受験ポータルサイト「UCARO(R)(ウカロ)」を核とする大学入試アウトソーシング業務関連の教育業務(教育関連サービス)、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする証券・ほふり業務(金融関連サービス)を主力に、一般業務(医療関連サービス、人材育成サポート関連サービス、新サービス・新規事業等)、その他業務(子会社)も展開している。教育関連と金融関連のシステム運用を主力とする長期的・安定的なビジネスモデルが特徴であり、M&A・アライアンスを積極活用してサービス拡充や事業領域拡大を推進している。

2. 2026年3月期は2ケタ営業・経常増益で期初予想を上回って着地
2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.9%増の6,657百万円、営業利益が同17.6%増の606百万円、経常利益が同14.3%増の659百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同47.0%減の139百万円だった。売上高は2期連続で過去最高を更新した。主力の教育業務と証券・ほふり業務が順調に成長し、NINJAPAN(株)の通期連結(前期は第3四半期より6ヶ月分を連結)も寄与した。利益面は増収効果に加え、教育業務における価格適正化の進展、開発・運用体制適正化による外注費削減なども寄与して2ケタ営業・経常増益だった。親会社株主に帰属する当期純利益については特別損失で減損損失が増加したため減益だった。なお期初予想(2025年4月30日付の公表値)に対して、売上高は542百万円下回ったが、営業利益は76百万円、経常利益は79百万円それぞれ上回った。

3. 2027年3月期は先行投資で営業・経常減益を見込む
2027年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.1%増の7,000百万円、営業利益が同24.2%減の460百万円、経常利益が同24.1%減の500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同115.1%増の300百万円を見込んでいる。売上高は既存事業のオーガニック成長に加え、「アプデミー(R)」や「CABUILD(R)(キャビルド)HRシリーズ」などキャリア形成支援サービスの拡大、M&Aによる新たな収益源獲得なども寄与して増収を見込むが、新規事業拡販のためのマーケティング費用、将来の成長に向けた事業投資(採用関連、マーケティング関連、M&A関連など)の影響で営業・経常減益を見込んでいる。親会社株主に帰属する当期純利益については前期計上の減損損失が一巡するため大幅増益を予想している。重点施策として、教育業務では収益性改善に向けた不採算案件の見直しなど、証券・ほふり業務では「SAKIX(サキガケ)」シリーズのリブランディングによるマーケティング強化など、一般業務では「アプデミー(R)」を中心とする新サービス・新規事業の売上創出・拡大、その他業務では「CABUILD(R) HRシリーズ」の売上創出やM&Aによる経営資源獲得などを推進する。

4. M&Aも活用し「アプデミー(R)」を軸とするデータビジネス実現へ
2026年4月に策定した中期経営計画(2027年3月期〜2029年3月期、経営環境の変化に適切に対応するため毎年度改定するローリング方式)では、最終年度2029年3月期の業績目標値を連結売上高10,000百万円、経常利益900百万円としている。配当については年間配当10円の安定配当堅持を掲げている。またキャピタルアロケーション方針として、財務基盤の健全性を維持しつつ成長投資を行うため3年間で50億円の投資枠(うちM&A投資に30億円)を設定した。重点課題は「アプデミー(R)」を軸としたデータビジネス実現、高付加価値DXサービスへのシフト、組織内ナレッジの資産化とAI活用基盤の構築、重点エリア・顧客層の拡大、M&A・アライアンスの推進としている。

■Key Points
・機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業で長期的・安定的なビジネスモデル
・2026年3月期は2ケタ営業・経常増益で期初予想を上回って着地
・2027年3月期は先行投資で営業・経常減益を見込む
・M&Aも活用して「アプデミー(R)」を軸とするデータビジネス実現へ

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)


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