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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/12 12:07, 提供元: フィスコ

フジ日本 Research Memo(7):2027年3月期は機能性素材事業がけん引し増収見込みもコスト増により減益予想

*12:07JST フジ日本 Research Memo(7):2027年3月期は機能性素材事業がけん引し増収見込みもコスト増により減益予想
■今後の見通し

1. 2027年3月期の業績見通し
フジ日本<2114>の2027年3月期の連結業績は、売上高29,700百万円(前期比4.4%増)、営業利益3,300百万円(同7.1%減)、経常利益3,500百万円(同7.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,500百万円(同22.4%減)の増収減益を見込んでいる。売上高は、糖類事業が前期とほぼ横ばいを見込むものの、機能性素材事業において好調を維持し、全体の増収をけん引する見込みだ。利益面では、人件費などの上昇に加えて、エネルギー価格・原材料価格の高止まりと円安による製造コストの増大により減益を見通している。親会社株主に帰属する当期純利益では、前期の投資有価証券売却益計上の反動もあり、大幅減益となる見通しだ。なお、米国関税政策の波及による東南アジアの経済減速懸念や、中東情勢に伴う原糖相場急騰、急激な為替変動などはリスク要因としている。


イヌリンの製品ラインナップ拡充により、国内新規顧客の獲得を推進
2. 事業セグメント別の見通し
(1) 糖類事業
糖類事業では売上高13,400百万円(前期比0.3%減)、セグメント利益2,479百万円(同1.1%減)を予想している。インバウンド需要を追い風とした菓子・外食向け出荷の堅調な継続により、売上高・セグメント利益とも前期とほぼ同水準を見込んでいる。営業体制の強化と品質管理の徹底を通じて適正な販売価格を維持するとともに、顧客満足度の向上を図ることで競争優位性を確保する方針である。

(2) 機能性素材事業
機能性素材事業では売上高15,300百万円(同8.3%増)、セグメント利益1,751百万円(同6.4%増)を予想している。主力のイヌリンにおいて「肌機能」「脳(疲労感緩和)」「骨」といった新たな機能性表示を戦略的な差別化軸として活用し、健康志向の高い国内新規顧客の獲得を推進する。海外戦略ではタイ子会社を拠点としてASEAN市場の大手ユーザーへの深耕販売を強化しつつ、生産能力増強を進めており、2027年上期の稼働開始を目指す。ユニテックフーズにおいては、ペクチンなどの既存素材事業に加え、収益性の高いODM及び商品開発コンサルティング事業の強化により、事業の高付加価値化を推進する。

(3) 不動産事業
不動産事業では、売上高600百万円(同5.2%減)、セグメント利益569百万円(同2.1%減)を予想している。減収減益を予想するものの、東横INNをはじめとする既存賃貸物件の安定稼働を通じた継続的なキャッシュ・フロー創出を基本方針とし、グループ全体の財務基盤を下支えする位置付けは変わらない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉俊輔)



《HN》

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