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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/19 09:35,
提供元: フィスコ
仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(5)
*09:35JST 仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(5)
仙波糖化工業<2916>
続きまして、ここからは企業価値向上に向けた当社の取り組みについてご説明します。
当社は、すべてのステークホルダーからの信頼を拡大し、100年企業に向けた強固な基盤構築を経営方針として掲げています。株主、お客様、従業員、地域社会のすべてのステークホルダーからの信頼を得ることが、健全な企業成長の基本になると考えているためです。株主様ならびに潜在株主様から信頼を得るには、業績を最大化させ、還元を強化させることであると思っています。また、投資家の皆様には、PBRを意識した経営を念頭に置いたIR活動を通して、当社への理解度を深めてもらうことが重要であると認識しています。
取引企業様ならびに当社製品を食するすべての方々、消費者の皆様に対しましては、安全、安心な素材の安定供給と、レシピ力で差別化できる素材供給によって信頼を勝ち得ていきたいと考えております。グループの全従業員に対しては、モチベーションの高まる職場環境を提供することはもちろんですが、従業員は当社の貴重な財産ですので、人材への投資や育成を強化していきます。地域社会に対しては、事業活動を通じた地域社会への貢献、そして社員1人1人がいつも地域社会への貢献を考えているような会社にしていきたいと考えております。100年企業に向けた基盤構築とは、より良いものを作り、顧客信頼を向上させ、収益を伸ばすことです。言い換えれば、当社ブランド力を向上させることで、株主様、従業員、地域社会への還元を増やせる会社にしていくことであると考えています。
当社の基本戦略は、グループ経営力強化、自社商材拡販、海外市場開拓の3本柱です。この3本柱を着実に遂行していくことで収益を拡大していきます。具体的には、営業利益と減価償却費を合わせた営業キャッシュフローを最大化させる方針です。これにより得られたキャッシュフローを将来の成長投資の資金として確保すること、そして還元強化のための資金とすることを目指しています。当面の対応強化は海外事業の収益貢献化であり、早期実現に向けて取り組んでいます。
こちらのページでは、基本戦略の進捗状況に関してご説明します。自社商材の拡販状況につきましては、左上のグラフをご覧ください。こちらは自社商材の売上高推移です。2022年3月期までは、自社商材の売上高比率はおよそ6割前後で推移してきました。約4割が受託商材でしたので、その動向が当社業績を左右する要因にもなっていました。2023年3月期から徐々に自社商材比率が高まり、2025年3月期には7割を超えるようになってきています。引き続き、自社商材の開発ならびに拡販を強化していく方針です。
右上のグラフは海外市場向け売上高推移となります。2025年3月期に中国龍和食品を連結除外したことに伴い、海外売上高は大きく減少しました。とはいえ、海外戦略は当社にとって重要なテーマです。センバベトナムを海外市場向けの主管工場と位置づけ、東南アジアや東アジアの顧客開拓を加速させ、海外売上高の拡大に向けて全力で取り組んでまいります。
営業キャッシュフローの推移は下段の表の通りです。ロシアによるウクライナ侵攻以降の世界情勢の変化、とりわけ円安進行と燃料・原料高の影響で利益を大きく押し下げた2023年3月期を底として、営業キャッシュフローは改善基調で推移しています。今後はさらに営業利益を高めていくことで、営業キャッシュフローの拡大を目指します。
こちらのページは前期の状況となります。前期は重点施策を3つ挙げました。その取り組みについてご説明します。
まず1つ目は、高騰する原材料費に対応した適正な価格転嫁を対象製品個別に進めていくことです。2025年3月期で2期にわたる値上げ計画はほぼ一巡しましたが、まだまだ物価高が続くことを想定していました。近年は気候変動などに起因した国内の天産物原料の急激な価格変動が顕著となっています。当期は年間を通じた冷凍山芋製品の原料価格も高止まりし、下期は粉末茶の原料茶葉が急騰しました。高騰する原料価格に対してしっかりと対処していく考えであり、値上げ対応だけでなく、生産性改善なども含めた企業内努力によるコスト低減策も進めています。
2つ目の、新規自社商材の開発推進と提案営業による拡販強化についてご説明します。通期の新規商材上市数は57品であり、前期比で減少しましたが、売上高への貢献度は前年同等となっています。継続した自社商材の開発は、企業の成長には必要不可欠です。1つの新製品の投入効果が大きいに越したことはありませんが、最初は売上貢献度が小さくても、自社製品を育てていくこと、そして引き出しを多くしていくこともより重要なことであると考えています。また、提案営業を加速させるため、各種展示会を最大限に活用しています。新規顧客の開拓ならびに、自社製品の新たな可能性を再発掘できるよう取り組んでいます。
3つ目は、海外戦略の見直しによってベトナム事業の収益を最大化させることです。そのためには、中国の新設子会社とのシナジーを高めていくことが肝要であると考えています。昨年10月にセンバベトナムに日本円で約3億50百万円の増資を実行しました。生産基盤をしっかりと整えつつ収益力を強化していくことで、黒字転換を目指します。当期は黒字転換を達成することができませんでしたが、引き続き全力で取り組んでまいります。
仙波糖化工業株式会社:2026年3月期決算説明会文字起こし(6)に続く
《MY》
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