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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/07/13 12:05, 提供元: フィスコ

オーバル Research Memo(5):中期経営計画は、目標達成に向けて順調に進捗(1)

*12:05JST オーバル Research Memo(5):中期経営計画は、目標達成に向けて順調に進捗(1)
■オーバル<7727>の中長期の成長戦略

1. 中期経営計画の概要
同社では、中期経営計画の前提となる中長期経営ビジョンとして、「アジアNo.1のセンシング・ソリューション・カンパニー」を掲げ、2032年3月期には売上高200億円、経常利益率14.0%以上、ROE10.0%以上を目指す。経常利益率を当初計画の10.0%から上方修正したが、中長期経営ビジョン達成に向けた最初のステップとして「構造改革期(PHASE 1)」と位置付けた前中期経営計画「Imagination 2025」(2023年3月期〜2025年3月期)で、2023年8月に上方修正した売上高140億円、経常利益14.0億円、親会社株主に帰属する当期純利益8.8億円、ROE5.7%をすべて達成したことを受け、さらに上方修正したものだ。また、成長戦略及び経営基盤強化戦略も、計画どおりの成果を上げた。

中期経営計画「Imagination 2028」(2026年3月期〜2028年3月期)は、中長期経営ビジョンの達成に向けた第2ステップである「成長期(PHASE 2)」と位置付け、業績目標として売上高170億円(2025年3月期比13.0%増)、経常利益17.5億円(同21.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11.6億円(同12.6%増)、ROE7.2%(同0.5ポイント上昇)を掲げている。しかし、各種施策の効果が計画策定時の想定を上回った結果、初年度の2026年3月期に経常利益17.7億円、親会社株主に帰属する当期純利益14.0億円、ROE8.9%となり、これらの項目は2年前倒しで目標を達成した。2027年3月期も増収増益を予想しており、弊社では引き続き業績の推移と達成状況に注目したい。

業績計画の実現に向けて、基本戦略として「成長戦略」と「経営基盤強化戦略」を定めている。成長戦略については、事業環境の変化を的確に捉え、「既存事業の変革」と社会の課題を解決するための「イノベーション」を実現し、企業価値を高める戦略と定義し、(1) センサ事業成長戦略、(2) サービス事業成長戦略、(3) システム事業成長戦略、(4) 新事業創出戦略、で構成している。また、経営基盤強化戦略については、現在の経営基盤の見直しや改善と、時代の変化に即した新しい組織・運用の導入により、強靭で社会から信頼される経営基盤を構築する戦略と定義し、(1) 生産性向上戦略、(2) 人事財務強化戦略、(3) DX推進戦略、(4) サステナビリティ推進戦略、で構成している。

また、全社で取り組む基本方針として、(1) 成長戦略では既存事業の「ブラッシュアップ」として、新製品・リニューアル製品売上高の2025年3月期比30%増、アジア市場売上高の同15%増を、また新規事業の「探求/サーチ」として、新規事業売上高17億円を計画する。(2) 経営基盤強化戦略では、経営基盤の「ブラッシュアップ」として、1人当たり営業利益の同10%増を、カーボンニュートラル製品の「成長/グロース」として、水素・アンモニア関連製品売上高の同50%増を、支える舞台を「創る/クリエイト」として、従業員エンゲージメント調査満足度の同5%増、従業員離職率の現状維持、女性管理職の同20%増を目指す。(3) 資本政策では、株主還元の「充実/エンハンス」として、ROE7.2%(2028年3月期)、株主還元として総還元性向70%以上(計画期間3ヶ年の平均)、DOE2.7%以上を目標とする。このように、中期経営計画は多岐にわたる意欲的な計画である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)


《HN》

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