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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/07/13 11:42,
提供元: フィスコ
SRSHD Research Memo(2):関西からナショナルブランド化を目指す、和食チェーンのトップ企業
*11:42JST SRSHD Research Memo(2):関西からナショナルブランド化を目指す、和食チェーンのトップ企業
■会社概要
1. 会社概要と沿革
SRSホールディングス<8163>は、1968年に創業し関西に強い基盤を持つ、和食チェーンのトップ企業である。グループの中核業態である「和食さと」は、店舗数で国内首位の和食ファミリーレストランであり、「さとしゃぶ」「さと式焼肉」などの食べ放題メニューを看板に、家族層を中心に支持を集めている。また、グルメ寿司分野でも「にぎり長次郎」などのブランドで市場をリードする存在である。事業の特徴として、直営方式を主体とし、郊外ロードサイドを中心に店舗を構えている。
自社での業態開発に加えて、2010年代からは積極的なM&A・業務提携によってブランドポートフォリオを拡大してきた。グルメ寿司の「うまい鮨勘」、そば・うどんの「家族亭」「得得」、丼・定食の「かつや」「天丼・天ぷら本舗 さん天」「宮本むなし」、テイクアウトの唐揚げ専門店「鶏笑」など多彩な業態を展開し、外食・中食を含めた店舗数は780店舗に上る。直近では、2025年9月に鳥取・島根でグルメ寿司業態を展開するすし弁慶を子会社化し、地域に根差した店舗網を拡大し続けている。また、海外展開にも力を入れており、タイ、インドネシア、マレーシアに拠点を持ち、和食を世界へ届ける取り組みを進めている。
現在は、中期経営計画「SRS VISION 2030」を推進中であり、「既存事業の飛躍的な発展と新たな収益基盤の確立による和食チェーングループ圧倒的No.1の実現」を基本方針に掲げ、2030年3月期の連結売上高1,150億円、経常利益60億円、グループ1,100店舗を目標として、さらなる成長を目指している。
同社は1968年の創業後、1984年に大阪証券取引所(以下、大証)第2部に上場し、大証と東京証券取引所(以下、東証)の統合により、2015年には東証第1部に昇格した。2022年の東証市場区分再編に伴いプライム市場へ移行している。
2. 5つの業態
同社の店舗は、「和食ファミレス」「グルメ寿司」「そば・うどん」「丼・定食・その他」「中食」の5つの業態に分類できる。なお、この分類は報告セグメントではないため、売上・利益の開示は一部に限定される。主力の和食ファミレス業態は「和食さと」ブランドで関西を中心に201店舗を展開し、全社売上高の38.1%(2026年3月期)を構成する。グルメ寿司業態では「にぎり長次郎」をはじめ、全国各地で地域に根差した複数のブランドを展開しており、全社売上高の29.7%(同)を占める。「そば・うどん」業態は、そば中心の「家族亭」、うどん中心の「得得」が118店あり、全社売上高の12.9%(同)である。そのほかの業態である「丼・定食・その他」で183店、「中食」で143店と店舗数は多い(店舗数の41.8%)ものの、売上構成比では相対的に低い。
同社では、事業ポートフォリオを価格帯別に分けた「SRSピラミッド」で各ブランドの位置づけを明示している。「和食ファミレス」の和食さとはやや高めの中価格帯、「グルメ寿司」は高価格帯、「そば・うどん」は中価格帯から低価格帯、「丼・定食・その他」と「中食」は低価格帯がメインとなる。収益性の高い「和食ファミレス」や「グルメ寿司」を主軸としながらも、核家族化や物価高騰による影響が限定的で今後も根強い需要が見込まれる低価格帯の事業も展開し、外部環境の変化に影響を受けにくい事業グループを形成している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
《HN》
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