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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/09/28 12:06,
提供元: フィスコ
アクシス Research Memo(6):2026年12月期は過去最高業績の更新に向け順調に進捗(2)
*12:06JST アクシス Research Memo(6):2026年12月期は過去最高業績の更新に向け順調に進捗(2)
■アクシス<4012>の業績動向
3. 2026年12月期中間期の進捗状況
2026年12月期予想(売上高9,444百万円、営業利益1,000百万円)に対する進捗率は、売上高が47.7%(通期実績に対する前年同期の進捗率48.1%)、営業利益が57.6%(同47.5%)となった。営業利益は前期を大きく上回る進捗となっている。
システムサービス事業の売上高進捗率は47.4%(通期実績に対する前年同期の進捗率48.2%)であり、その内訳はシステムインテグレーション47.0%(同48.4%)、クラウドインテグレーション49.3%(同46.7%)となっている。重点施策では、高付加価値領域の拡大が順調に進んでいる。ITコンサルティングやシステム企画など上流工程案件の受注拡大に加え、製造業や流通業向けの新規開拓も進展している。また、ServiceNowなどの新領域営業やAI駆動開発案件の受注も進んでおり、おおむね計画どおりの推移だ。AI活用では社内業務への導入やAI関連サービスの準備を進めているが、本格的な収益貢献は今後の課題となる。
ITサービス事業の売上高進捗率は52.7%(通期実績に対する前年同期の進捗率47.4%)と良好なペースで推移している。重点施策の「モビリティサービスの機能拡張」と「業種特化型サービスの拡充」では、KITAROのアルコールチェック機能強化に加え、陸送業界向けドラレコや船舶向けサービスを投入するなど着実な成果が見られている。
なお、売上高全体及びシステムサービス事業の進捗率は前年同期を若干下回っている。しかし、同社は例年下期偏重の売上構造であることに加え、中間期末時点の受注残高が過去最高水準まで積み上がっている。さらに、大型案件の受注も進んでいることから、現時点で通期計画達成の可能性は高いと考えられる。
4. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の業績は、売上高9,444百万円(前期比16.1%増)、営業利益1,000百万円(同12.6%増)、経常利益1,005百万円(同9.5%増)、当期純利益700百万円(同8.9%増)を予想している。7期連続の増収増益となり、売上高及び各段階利益は過去最高を更新する見込みである。
事業環境については、DXを含む企業のITシステム投資が引き続き堅調に推移すると想定している。このため、主力のシステムサービス事業は前期比16.5%の増収を予想している。特に、前期末に積み上がった受注残高を背景として、クラウドインテグレーション領域の大幅な伸長を見込んでいる。一方、ITサービス事業では、「KITARO」が2026年3月の3G回線サービス終了の影響を受けるものの、機能拡充や新規開拓により同8.6%の増収を予想している。
収益面では、増収効果に加え高付加価値領域の拡大により、売上総利益は2,381百万円(前期比16.8%増)となる見通しだ。売上総利益率は25.2%となり、前期比0.1ポイントの改善を見込んでいる。一方、人材採用や育成を中心とした先行投資を継続することから、販管費は1,381百万円(同20.1%増)を予想している。この結果、営業利益は2ケタ増益を維持するものの、利益成長率は売上高成長率をやや下回り、営業利益率は10.6%と、前期の10.9%から若干低下する見通しである。
5. 2026年12月期の重点施策
(1) システムサービス事業
システムサービス事業の売上高は8,971百万円(前期比16.5%増)を予想している。KPIとして、プロジェクト平均売上高23,607千円(同6.4%増)、パートナー比率50%超を掲げている。重点施策として、「主力産業の深耕と未開拓産業への展開」「高付加価値領域の拡大」「成長性の高い技術領域の拡大」「AI活用による事業高度化」の4点を推進する。
具体的には、金融・公共・通信を中心とした既存顧客の深耕を進めるとともに、大型案件や上流工程の受注拡大を図る。また、開発工程では上流工程比率を高めながら、ノーコード/ローコード開発を活用した生産性向上を推進する。加えて、クラウドを中心とするデジタル基盤領域の拡大や、ネットワーク・セキュリティ領域を強化することで、高単価案件の拡大と収益性向上を目指す。技術領域では、SaaS、クラウド、データ分析、ERP、AIなどの成長分野への対応力を強化する。さらに、AI駆動開発やAI組み込み開発の活用により、開発効率と品質の向上を進める方針だ。
(2) ITサービス事業
ITサービス事業の売上高は473百万円(前期比8.6%増)を予想している。KPIとして、「KITARO」の契約台数10,800台を目標に掲げる。重点施策は、「モビリティサービスの機能拡張」「業種特化型サービスの拡充」「DX支援・DXコンサルの拡大」の3点である。
モビリティサービスでは、「KITARO」のアルコールチェック機能の拡充や運行管理機能の高度化を進める。また、陸送業界向けサービスを拡充するとともに、船舶や自転車など自動車以外の領域へサービス展開を拡大する。加えて、AIプラットフォーム「コミュニケーションインサイト」※を活用し、生成AIやRAGを用いた新サービスの展開を進める。さらに、「まるっとアクシス」「ITサポート」などのIT部門BPOサービスを通じて、顧客企業の業務改革を支援する。システム導入前の業務分析から導入後の運用改善まで一貫して支援できる体制を構築し、DX支援サービスの拡大につなげる考えである。
※ 同社が独占的利用許諾を有するAI技術を活用したソフトウェア。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
《HN》
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