現実にみられるおもしろい事例を示して、経済学に対する読者の学習意欲を高める手法は、今回の版でも徹底されており、コロナ禍や物価上昇、ロシアによるウクライナ侵攻などの事例から経済を学べるようになっている。また多彩なコラムも健在で、たとえば理論を学ぶあいまに第1期トランプ政権時の関税政策の帰結についてのコラムを読むことで、物語を読むように、本当に生きた経済学を身につけることができるだろう。
今回は日本版としてはじめて「入門経済学」を刊行した。ミクロ経済学、マクロ経済学のエッセンスを凝縮したかたちになり、初学者向けの教科書としては最適となっている。
ポール・クルーグマン
ニューヨーク市立大学大学院センター教員。世界中の所得格差を追跡・分析するルクセンブルク所得研究プロジェクトに所属している。2008年、ノーベル経済学賞受賞。現職以前にはプリンストン大学で14年間教鞭をとった。イェール大学で学士号を、MITで博士号を取得。プリンストン大学以前には、イェール大学、スタンフォード大学、MITで教鞭をとった。1982〜1983年には1年間大統領経済諮問委員会(CEA)のスタッフもつとめた。主な研究分野である国際貿易、経済地理学、通貨危機では先駆的な研究を行っている。1991年、アメリカ経済学会(AEA)のジョンベーツクラーク賞受賞。教育と学術研究に加えて、一般読者向けにも幅広く執筆活動を展開している。『ニューヨーク・タイムズ』紙の常任コラムニストである。
ロビン・ウェルス
エコノミスト。シカゴ大学で学士号を、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。その後MITで博士課程修了者として研究活動に携わる。ミシガン大学、サウサンプトン大学(イギリス)、スタンフォード大学、MIT、プリンストン大学で教鞭をとる。
ポール・クルーグマン/ロビン・ウェルス/大山道広 東洋経済新報社
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