
ジョージ・ソロスは金融の世界では伝説的な人物として、 その名はウォール街から武漢まで、マンチェスターからモスクワまで、 はたまたブリュッセルからバンコクまで、いたるところでとどろきわたっている。 彼が創設した「クォンタム・ファンド」は史上最高の運用実績を誇る 投資ファンドであり、また彼が組織した財団は冷戦後の世界の再編成に寄与してきた。 そのソロスがみずがらのもてる英知、専門知識および洞察力のすべてを駆使して、 崩壊過程にあるグローバル経済になにが起こりつつあるかを説明しようとした。 その結果はこの上なく重要な偉業となって実を結んだ。 それは何が誤りの原因であるかを説く驚くべき批判論であるとともに、 その誤りの是正法についての示唆に富む未来論である。 新著「グローバル資本主義の危機」で、ソロスは現在の危機と経済理論全般を鋭く分析し、理論上の仮説が人間の行動とあいまって、いかにして今日の混乱に 道を開いたかを明らかにする。 彼はまた、市場の力に絶対的な信頼を寄せる結果がいくつかの重大な不安定要因から われわれの目をそらせてしまった経過と、そうした不安定要因が連鎖反応によって 現在の危機---さらにもっと悪化する可能性もある危機---を引き起こした事情を解明する。 だが、まだ出口はある。そしてその出口は開かれた社会の概念を信奉することと無縁ではない。 そうすることによって、われわれは金融システムのみならず、わが文明をも救うことができるのである。
金子勝/橘木俊詔/武者陵司 岩波書店
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堺屋太一 実業之日本社
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ロバート・スレイター 早川書房
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[オーディオブック] ソロスの55の言葉――市場経済時代の指針
総合法令出版/青柳孝直 パンローリング
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