| 個人投資家の間では、殆ど扱われたことが無いと思いますが、非常に発展性が高く、有効な方法論と言えるでしょう。 
 ■プログラム
| 前半:合成チャートとはどんなものか? 
 ・実弾検証 戦略Aの結果
 ・実弾検証 戦略Aの資産推移
 ・実弾検証 戦略Dの結果
 ・実弾検証 戦略Dの資産推移
 ・合成チャートとは何か?
 ・合成することで何を目的としてるのか?
 ・合成チャートの例
 ・合成チャートの特性を調べる
 ・USD/JPYと比較
 ・通貨ペアの合成・分解について
 ・動きの度合いを示す指標
 ・標準偏差を求める方法
 ・おまけ無料ツールで簡単に求まります
 ・スワップ金利貯蓄運用について
 ・立場を変えれば、弱点は利点になる
 
 
 | 後半:合成チャートを使った戦略について 
 ・スイングトレードへの応用
 ・単一通貨ペアと合成チャートの比較
 ・移動平均のどてん売買
 ・USD/JPYの検証結果
 ・5通貨ペアの検証結果
 ・利益曲線の比較(決済)
 ・利益曲線の比較(含み益)
 ・トレードにいたる手順
 ・トレードに必要な装備
 ・今現在の世界経済は特殊な状況
 ・仮説に基づいた2つの戦略
 ・実弾検証に使っている合成チャート
 ・3通貨ペア戦略をご紹介
 ・合成チャートの構造
 ・損切ラインの決定
 ・3通貨ペア戦略…直近の例
 ・3通貨ペア戦略…損切すべきか?
 ・3ペア戦略…2/25〜2/27のドローダウン
 ・3ペア戦略…1/23〜2/6のドローダウン
 ・暴落の初動でロスカットするには
 ・合成チャートの賞味期限
 ・資料などの提供について
 
 |  ■次のような方々に向いています。
日常生活に支障を来さないトレードがしたい
マーケットのブルベア状況にあまり左右されたくない
確率や統計の根拠に基づいたトレードを行いたい
 ■扱うトレード手法について
このセミナーでは、FXのスイングトレードを扱います。
保有期間は、短くて数日、長くて数ヶ月です。
保有中のチェックは1日1回、5分程度を目安にします。
用意する証拠金は10万円〜100万円程度を想定します。
 ■内容の一部ご紹介します。| 図1
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 | まず、右の図1を見て下さい。USD/JPYを対象に過去10年間、単純移動平均を使った売買の資産推移です。5日線と25日線のGC(ゴールデンクロス)で買い、DC(デッドクロス)で売りという至ってシンプルなやり方です。しかし、このやり方では10年間の運用で、資産が増えるどころか、数年で破産していることがわかります。※1ドル当たりの売買成績を円で表しています。
 
 
 移動平均線は優れた指標の1つですが、単純なGC、DCの売買で、継続的に良好な運用成績を出すことは難しいでしょう。
 | | 図2
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 次に図2を見て下さい。
 これは図1と同様に、ある資産を同じく5日線と25日線のGCで買い、DCで売りという具合に、売買を行った資産の推移です。※100万円当たりレバレッジ1倍で最適化したポートフォリオを使用しています。
 
 
 図1のUSD/JPYに比べて、非常に安定した売買成績と推移になっています。
 通常、移動平均線のクロスを使った売買程度では、長期にわたってこのレベルの安定した成績を示す事はありません。では、この資産推移は一体なにを売買対象にしたのでしょうか?
 これは、複数の通貨ペアを組み合わせて合成したチャートで売買したものです。
 複数の通貨ペアを、組み合わせて合成したチャートは、どの単一通貨ペアよりも、ダマシの少ない安定した値動きを示します。
 ただし、組み合わせる通貨ペアは、どれでも良いというわけではありません。「最適」な選択をする必要があります。変動やダマシの少ない合成チャートを作るには、「何を選べば良いのか?」が重要です。
 | | 図3
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 私の著書やDVDに目を通している方がいましたら、「合成チャート」という言葉を「最適化ポートフォリオ」と置き換えて下さい。ポートフォリオとは、リスクを分散させるために複数の通貨ペアを保有したポジションを言います。
 そして、「リスク=レート変動」と定義した場合、単一の通貨ペアよりも、ポートフォリオはリスクが小さくなります。最もリスクが少なくなるようにポートフォリオ組むことを、「ポートフォリオの最適化」と呼びます。合成チャートとは、ポートフォリオを最適化したものになります。
 
 最適化ポートフォリオの資産推移を合成チャートに見立てた場合、そのチャートは変動とダマシの少ないものとなります。簡単なインディケーターを使った、単純な戦略が適応させやすくなるのです。
 合成する通貨ペアは多めに組み入れるほど、分散効果は高くなりますが、今回は3つ程度の通貨ペアで、比較的簡単に作れる合成チャート(ポートフォリオ)の考え方と、移動平均を用いたシンプルな手法をお話しします。
 1時間という限られた時間ではありますが、実践的な内容を中心に、以下の2つのパートで構成する予定です。
 前半:3つの通貨ペアを使った低リスクな合成チャート(ポートフォリオ)のつくり方後半:合成チャート(ポートフォリオ)を使った売買ルールのつくり方
 
 現在、試験的に運用中講師自身、この方法論で去年夏頃から試験的に、検証を兼ねた実運用を開始しています。検証目的なので、レバレッジ調整を繰り返したり、幾つかのパターンに組み替えたりして、資産推移を見ている状態なので、必ずしも一貫した取引条件ではないのですが、参考事例として、現在(2013年1月20日)までの運用状況を報告しておきます。
 | | 図4
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 図5
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 2012年10月末より開始。
 運用金額:100万円
 現時点(2013年1月末)での運用状況:150万円前後を推移中
 レバレッジ5倍〜25倍を調整しながら運用※講師が利用していた米国GFTが2012年末に廃業となった為、照会期日が移管先での2013年以降からになっています。
 (図4、図5参照)
 
 
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 ■予習、準備として(興味と余裕のある方へ)基本的に、予備知識のない方でも分かるように、分かりやすくお話しをするつもりです。
 しかし、時間の関係上、ある程度は「こういうものだと考えて下さい」で済ませる部分が出てきます。もし、内容をより深く理解したいと考えている方は、去年の投資フェア2012への参加特典として、無料でお配りしたレポートに目を通されると、内容への理解が深まると思います。
 以下のサイトより無料で配布しています。e-bookライブラリ
 『お金と時間を大切にする人の知られざる運用法(改訂版)』
 このレポートは、ポートフォリオによる長期スワップ運用の話がメインですが、今回のセミナーでは、同様の手法で作成したポートフォリオを合成チャートとして扱いますので、予習準備としては、良い教材だと思います。
 また、パンローリングより出版されている書籍『FXで究極の海外投資』、または『DVD FXスワップのポートフォリオ運用戦略 [上巻・下巻]』などでは、さらに専門的な理論にまで踏み込んでポートフォリオ最適化に触れています。レポートで物足りない方は、これらの書籍もご利用ください。当日の理解を更に深めてくれます。
 
 ■講師よりコメント私はこれまで、金融工学に基づいたポートフォリオ理論によるローリスクでゆったりと行う長期運用を提唱して来ました。今回は、少し毛色を変え、ポートフォリオをキャピタルゲイン狙いのトレードに応用し、スワップ運用よりも、若干アクティブに利益を取りに行く方法に焦点を当ててみます。
 基本的にポートフォリオは変動リスクを減らすために用いるものです。しかし、いくら厳密な最適化を行っても、完全に変動リスクを消すことは出来ません。どれほど高品質のポートフォリオでも、なんらかのトレンド、またはサイクルが必ず現れて来ます。スワップ派にとって、この変動はどうしても消すことの出来ない頭の痛いリスクですが、キャピタルゲインを狙うトレード派にとっては、単純な売買ルールを適用しやすい格好のトレード対象となります。
 通常、キャピタルゲイン狙いのトレードは、インディケーターなどを使い、為替レートの方向性を予測する売買ルールを作ります。ルールは単純なほど汎用性が高く効果的であると言われますが、単純なルールというものは、現実的にダマシも多く、売買の継続を困難にすることがしばしあります。
 ダマシの問題をクリアにするため、新しいインディケーターの開発を行う投資家も多数いますが、そもそも、全てのマーケット状況に応じた魔法のインディケーターなどを作成することは不可能ですし、そのようなものは存在しません。また、このダマシを消すために、複数のインディケーターを組み合わせることで、条件を追加し、様々な状況に対応した売買ルールの作成なども行われたりします。しかし、複雑化したルールは過剰最適化(バックテストで利益のこじつけ)という問題を引き起こす恐れもあります。
 
 単純な売買でダマシを効果的に排除する方法というのは非常に困難なのです。
 そこで逆転の発想をします。
 売買ルールを複雑化してダマシ回避を行うのではなく、ダマシの少ない投資(投機)対象を探したらどうだろうか?・・・と。
 もちろん、そんな都合の良い対象などありません。あれば、全員がそこに殺到するでしょう。
 そこで、存在しなければ、作れば良い・・・ということになります。
 でも、どうやって?
 それを可能にするのが、現代ポートフォリオ理論です(この理論の提唱者マコービッツは1990年にノーベル経済学賞を受賞しています)。正当な方法論で最適化されたポートフォリオは、単純な売買ルールの適応で、好成績を収める傾向があります。これは偶然そのような結果になったのではなく、数学的に証明された学術的な背景があっての現象です。
 ただし、どれほど最適化されたポートフォリオでもダマシは入りますし、損失トレードは発生します。トレードに100%ということはありえません。しかし、通貨ペア単体で行うトレードよりは、優位性の高い検証結果がそこには現れます。 本セミナーでは、その大変興味深いユニークな特徴をお伝えできたらと思います。
 ※難しそうな話を書きましたが、数学だの統計分析といった取っ付きにくい話はしませんので安心してご来場ください。エクセルシートへの簡単なコピー&ペースト程度で、トレード検証できるレベルにまで落とし込んだものを提供いたします。
 
 ■購入者にもれなく特典プレゼント
3通貨ペアから合成チャートを作成するエクセルシート日足をコピ&ペーストするだけで合成チャートのヒストリカルデータが作成できるシートです。
通貨ペアのヒストリカルデータ取得方法レポート通貨ペア100種類以上、10年以上のヒストリカルデータ、を無料取得する方法を教えます。
 ■ご注意
本ページの提示データは2013年1月末時点でのものです。
講師は検証ツールにTradeStation2000を使っていますが、使えなくても問題ありません。
 
 
|   |    結喜たろう(ゆうきたろう) (株)山幸投資事業部代表 一級建築士
東京都立大学大学院工学研究科修了 建築学専攻
モノづくりに興味を覚え大学の建築学科へ進学。設計事務所を経て大学院を修了。独立後は不況の煽りを受け、何度か設計の廃業も考えるが、以前から趣味であった投資が、経営の立て直しに功を奏す。現在、空間建築デザイン業務と並行し、さまざまな投資対象で、ギャンブル的要素を排除した、堅実な資産運用の実践に務めている。著書に『FXで究極の海外投資』、『DVD FXスワップのポートフォリオ運用戦略 [上巻・下巻]』
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 投資戦略フェアご来場の皆様のご感想  
満足度 →96.3%(とても満足 38.9%、満足 57.4%、その他 3.7%)
 
 その他、感謝祭のご感想はこちらからたろうさん、すごかった 
 結喜たろう氏は話が分かりやすくツールを使わせてもらえるとのことでありがたかった。 
 結喜さんのセミナーすばらしかった。 
 結喜さんのセミナーまったく新しい視点で面白かったです。 
 
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