過去100年間を徹底的に調べて見えてきた「これからの20年」
「わたしの最新のリサーチによると、西暦2000年の半ばごろがその重要な20年サイク ルの終わりである。……だが、今始まったばかりの20年サイクルは前の20年とはまっ たく異なる力が働くものになるだろう」
ドットコムバブルが崩壊したときには、無敵のS&P500だって一時的につまずくこと はあるさ、と多くの投資家が思い込んでいた。S&P500はこの100年余りで最高の20年実 質リターンを記録したばかりだったからだ。
しかし、評判のポートフォリオマネジャーで、ベストセラーになった『ウォール街 で勝つ法則』(パンローリング)や『ハウ・トゥ・リタイア・リッチ』の著者でもあ るジェームズ・P・オショーネシーの見方は違う。綿密な定量分析を行ったオショー ネシーは、過去100年という長期間のサイクルのパターンを徹底的に調べることで、投 資家の基本的な信念に真っ向から挑むような驚くべき結論に達したのである!
本書では、S&P500構成銘柄のような大型のハイグロース(急成長)株が1980〜90年 代にほかのあらゆるカテゴリーの銘柄をアウトパフォームしたのはなぜなのか、そし て現在の新しいサイクルでは大型「バリュー(割安)」株や中期債と並んで、中小型 株が一貫してほかのカテゴリーの銘柄をアウトパフォームしているのはなぜなのか、 を説明している。
換言すると、今こそ投資家は勉強し直す必要があるということだ。過去20年に学ん だ「教訓」はもうほとんど通用しないのだ。もし安全な大型株や投資信託に集中投資 をしていれば、資産を守れると考えている投資家は、大きく落胆するはずだ。
本書は、過去の教訓をどう生かせば――今年だけに限らず今後20年にわたって―― 適切な投資ポートフォリオを構築できるのかを教えてくれ、明日の市場で成功するた めの大胆な新戦略を提案してくれる。
「ごく短期のデータばかりを調べていたのでは無意味なノイズしか聞こえてこな い。例えば、ある5年サイクルでは小型株のパフォーマンスが良いが、別の5年サイ クルでは大型成長株が魅力的だし、また別の5年サイクルではバリュー株が良い。し かし、長期のデータを調べてみると、一定の銘柄がほかの銘柄よりもおしなべて好成 績を上げているのが分かる――しかもその好成績にはそれなりの理由があることも」 と、オショーネシーも述べている。
将来進むべき道は過去を見れば分かるが、それはあくまでも長期的に見て平均に戻
るという市場の強い傾向を理解したうえでのこと。そしてこの長期という視点を理解
するうえでは、ジェームズ・オショーネシーほど素晴らしい案内人はいないのである。
(ウィザードブックシリーズ129)
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