Mathematicaは、コンピュータを使って数学を行うためのツールである。それは、記号の操作、数値計算、作図などを、単純で統一的な仕方で行うことを可能にさせる。また、Mathematicaは、それ自身の能力を拡大したり、その上に全く新しい能力を付け加えたりすることができる、１つの優れたプログラミング言語を提供している。
これは、経済学に携わる人々が、研究および教育でMathematicaをどのように利用できるのかを示した、「実際にやってみる」ための本である。本書は大きく、経済理論、金融経済学、そして軽量経済学という３つの部に分かれている。それぞれの章は、他の経済学の専門家にとっても同様に有用であろうと考える分析ツールを提示している。そうした分析ツールの多くは、この本に添付されているフロッピー・ディスクの中に収録されているので、読者はすぐにでも利用することができる。
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