〜めざせヘッジファンド!〜
シカゴ絵日記

ていねいに回答してくれたKeith Campbell氏

7月11日14:00
キース・キャンベル氏インタビュー

Keith Campbell氏の共同インタビューに同席する。
インタビュアーは、MKニュースの益永さんと
タイセイ・コモディティ社の長野さん。

Campbell&Companyは1972年の設立以来、
一貫した成績を出しているCTA(先物投資顧問)の巨頭。
そのパフォーマンスの一貫性には驚くばかり。
インタビューの詳細については、
ぜひタイセイ・コモディティ社のWebで。

ここからは、あくまで主観的な感想。
**** キャンベル氏の運用戦略の一つが、分散投資の概念のようだ。
これはCTAとして独立する前に、個人投資家、
そして投資信託のファインナンシャル・プランナーを
していた経験によるものかもしれない。
こうした発想を、すでに1970年初めから、具体化していたのだから、
すごいのは間違いない。では、その着想のきっかけは何か?

そのことについては、70年代という時代背景を考えてみれば分かると
益永さんから教えていただいた。
70年代初めはインフレが激しく、商品が比較的良い
パフォーマンスを出した時期にあたるのだそうだ。
CTAの第一世代にあたる人々が、この時期に成功を収めているのは、
こうした時宜も得ていたことにも考慮する必要があるだろう。

ただし、キャンベル氏が運用資産を増やしながらも、
ほぼ一貫した右肩上がりの成績を持続しているのは、
やはり売買システムと運用哲学に優れたものがあるのだろう。

基本的にはトレンド・フォローの売買規律を守っているようだ。
ただし、リサーチ部門、システム部門と、専門の部署をおいて、
常に機会を逃すことなくリスク温度を測り、その時代のマーケットに
対応した売買ができるようにしているみたいだ。
このシステム部門の考え方について、
益永さんにいろいろと興味深い話を教わったが、
これは『エクスチェンジ』誌ネタ。