〜めざせヘッジファンド!〜 シカゴ絵日記 |
CBOTフロア奥にあるエスカレーターを上がった5階にVisitor Centerがある。
みやげ物屋、取引所のヘッジ機能を紹介するミニ・シアター、
歴史を展示する資料室、そしてガラス越しに
金融先物と農産物先物のピットの取引風景を見学できるギャラリーがある。
右の写真は金融先物・オプションの取引フロア
農産物の見学フロアを奥に進み、
長いエスカレーターを上がった先にある。
写真真ん中にあるのが、T-bond(米国30年債)のピット。
トム・ボールドウィン(マーケットの魔術師の一人)いるかな?
その左斜めが米国10年債のピット、その右が米国2年・5年債のピット、
右端の先にはダウのピットがある。
10年債のピットの中にはテレビ・モニターがあるのが印象的。
10年債の出来高は、T-bondを着実に追い上げており、
近いうちに抜いてしまうのではないかと言われているそうだ。
理由は単純で、30年では長すぎるからだそうで、
他国の指標債権も10年だからだという。
フラッシュは禁止だが、写真撮影は可。
なかなか写真では雰囲気が通じないのが残念。
このフロアが新装開店したのが1997年2月18日。
それから3年で、まさか電子取引所のEurexと同盟を組もうとするとは
夢にも思わなかっただろう。
このフロアを歴史の1ページとしてみると、感慨深いものがある。
右の写真は農産物先物・オプションのフロア
どことなく活気が薄れて見えるのは、
この下げ相場のせいか?夏休みのせいか?
それとも昼前に一仕事終えて、一杯飲みにいったのか?
(ちなみに22日に見学したら、うってかわって非常に活況だった。
夏休みも終わり、戻しているせいかもしれない。)
右の写真は農産物のフロアを見学する人々。
夏休みなのか、結構人が入っていた。
トレーダーのジャケットを着た父親が
奥さん、子供たちに説明している姿もあれば、
何かしら自慢げに歓談する老夫婦の姿も。
壁面にある大画面スクリーンでは天気予報が。
定番のブル・ベア・パペット(20ドル)。
リバーシブルになっている。
蛇足ながら、マーケット用語で、
ブルは強気、ベアは弱気を表す。
個人的にはCBOTのマークが 欲しいところ。