〜めざせヘッジファンド!〜
シカゴ絵日記

8月28日(2)

写真はカントリー・エレベーター
収穫された穀物は、農家のサイロに貯蔵され、
その多くはカントリー・エレベーターに出荷されることになる。

カンカキー周辺のマンテノ(MANTENO)というところにある
Farmers Elevator社のカントリー・エレベーター
200万ブッシェル(5万5千トン:1Bu=27.2155Kg)の容量を誇る。

穀物エレベーターの歴史ついては、ここのサイトで。






サイロ、この農家の敷地には、あと2つあった。

たまたま農家の奥さんの方がいて、
写真をとっていいと許可をもらったが、
話を聞こうとしたら、行ってしまった。。。





























エレベーター(写真右)とその中の落とし口(写真左)。 

農家から運ばれた穀物を、
トラックから地下へとすべり落とし、
コンベヤで上へと運ばれる。

エレベーターには、レグと呼ばれるサイロが
いくつかあり、穀物の種類別に置かれるだけでなく、
穀物の含有水分別にも置かれるそうだ。

農家からの収穫物には60%以上の水分がある。
これをカーギルやAMDといった穀物商社に
売るときは20%ぐらいに乾かすのだという。
左のエレベーターとは、上の写真のエレベーターと
連結している。
こちらで乾燥、長期貯蔵をさせているのだろうか。

販売額は重量でかけ算されるので、
この水分が、売買交渉のゲーム材料となるようだ。
 

穀物商社への売り渡しは、鉄道、トラックの
二つの手段があり、エレベーターには
線路側、逆側にそれぞれ吹き出し口がある。

カントリー・エレベーターに運ばれた穀物は、
(サブ)ターミナル・エレベーター、リバー・エレベーターを経由して
ポート・エレベーターへと運ばれ、海外へ輸出される。
また圧砕業者に売却されるルートもある。

右の写真はカンカキーにあるコーン・ミールの工場
中を見たいといったら、
衛生上の理由から駄目とのこと。
残念。