〜めざせヘッジファンド!〜 シカゴ絵日記 |
プライム・インターナショナルでのクラーク体験が始まる。
《登場人物》
プライム・インターナショナル・トレーディング社:マーケット・メーカー
ケビン:プライム社の社長
ジョン:トレーダーを統括する
ライアン:大豆オプションのクラーク、
主にオプション・ピット・トレーダーに先物の値段を伝える。
フラーズ:大豆オプションのクラーク、主に入力を担当する。
ジョン:大豆オプションのトレーダー
ダニー:大豆オプションのトレーダー
デマルクル:大豆オプションのトレーダー
ピーター:大豆先物ピットの気配値を伝えたり、
オプション・トレーダーのデルタ・
ヘッジをピットのブローカーに伝達する。
デビッド:大豆ミールのクラーク。韓系米国人でいろいろと教えてくれる。
トッド:プライム社で社員教育の講師をしている。
今日は初めてということで、CBOTのフロアを見学させてもらった。
やはりギャラリーから見る感覚とは、まるで違う。
臨場感がある(<当たり前)
写真が取れないのが残念。
クラークの仕事がどういうものかを教えてもらう。
直訳すると「事務員」だが、むしろ「アシスタント」の方が近い。
簡単に説明すれば、クラークの仕事は、
ピット(立会場)にいるトレーダーが
効率的にスプレッドをはめられるように、手伝う役である。
トレーダーたちの売買法には先物の利用が欠かせない。
一番単純な手段としては、デルタのヘッジである。
ライアンとピートは、ヘッド・セットでの無線で連絡をとり
ハンド・シグナルで、トレーダーに先物の気配値を伝えたり、
トレーダーからの注文を、大豆ピットのブローカーに伝達したりする。
3人のトレーダーの売買回数は、日によるが約1時間で,あわせて40回以上に及ぶため、
絶えずポジション調節のためのリアルタイムの補正データが必要になる。
そこでフラーズが、ブースにある端末で売買を入力し、
新しいポジション分析表をトレーダーに手渡すことになる。
ここで入力をミスすると、間違ったストラテジーを組むことになり、
トレーダーの怒りを招くことになる(笑)
チームワークが要求される肉体労働だ。