〜めざせヘッジファンド!〜
シカゴ絵日記

9月18日 プライム・インターナショナル

プライム・インターナショナルでのクラーク体験が始まる。

《登場人物》

プライム・インターナショナル・トレーディング社:マーケット・メーカー
ケビン:プライム社の社長
ジョン:トレーダーを統括する

ライアン:大豆オプションのクラーク、
主にオプション・ピット・トレーダーに先物の値段を伝える。
フラーズ:大豆オプションのクラーク、主に入力を担当する。

ジョン:大豆オプションのトレーダー
ダニー:大豆オプションのトレーダー
デマルクル:大豆オプションのトレーダー

ピーター:大豆先物ピットの気配値を伝えたり、
オプション・トレーダーのデルタ・ ヘッジをピットのブローカーに伝達する。
デビッド:大豆ミールのクラーク。韓系米国人でいろいろと教えてくれる。
トッド:プライム社で社員教育の講師をしている。


今日は初めてということで、CBOTのフロアを見学させてもらった。
やはりギャラリーから見る感覚とは、まるで違う。
臨場感がある(<当たり前)
写真が取れないのが残念。

クラークの仕事がどういうものかを教えてもらう。
直訳すると「事務員」だが、むしろ「アシスタント」の方が近い。

簡単に説明すれば、クラークの仕事は、
ピット(立会場)にいるトレーダーが
効率的にスプレッドをはめられるように、手伝う役である。

トレーダーたちの売買法には先物の利用が欠かせない。
一番単純な手段としては、デルタのヘッジである。

ライアンとピートは、ヘッド・セットでの無線で連絡をとり
ハンド・シグナルで、トレーダーに先物の気配値を伝えたり、
トレーダーからの注文を、大豆ピットのブローカーに伝達したりする。

3人のトレーダーの売買回数は、日によるが約1時間で,あわせて40回以上に及ぶため、
絶えずポジション調節のためのリアルタイムの補正データが必要になる。
そこでフラーズが、ブースにある端末で売買を入力し、
新しいポジション分析表をトレーダーに手渡すことになる。

ここで入力をミスすると、間違ったストラテジーを組むことになり、
トレーダーの怒りを招くことになる(笑)
チームワークが要求される肉体労働だ。