〜めざせヘッジファンド!〜 |
|
|
|
|
||
10月16〜17日 プライム社での研修を終える 正味3週間のオプション・マーケット・メーカーでのクラーク体験を終える。 写真は社長のケビン・デービス氏(左)と大豆ピット・クラークのピート(右)。 ピートにはトレーダーとしての素質を感じる。 社風はこの写真の通り、非常に風通しが良く、基本的にアットホームな雰囲気。 なかなか人員を補充しにくい時代の中、 タダで楽しそうにやっている人間には辞めてほしくなかったみたいだが、 自分の本来の仕事が忙しくなったこともあり、終了することにした。 もっとも、クラークの年収は驚くほど低く(内緒)、給料的には会社にたいした負担になると思えない。 (ちなみにトレーダーの給料は、会社のリスク負担との相談だ。 50%のリスク負担なら、儲けの50%は会社に行くなど) かつては何年か下積みを重ねてトレーダーになれば、年収が数十倍になる可能性もあった。 しかしピットが、いつなくなるか分からない現在、クラークを下積み経験にするのもどうか、 といったところだろうか? 写真は穀物フロアのクラークの方々。左からフラーズ、マシューズ、デビッド。 マーケット・メーカーは、寄付きにピットにいて、注文を間近に見ることができる物理的優位性で、 利益を出そうとする。 経済的に見れば、そこで提供される流動性が、取引所の円滑なヘッジ機能を提供する。 「ピット・システムがなくなっても、マーケット・メーカー制度は必要とされるだろう」と、デービス氏は語る。 取引所が生き残るためのキーワードが、いかに流動性を提供できるかにあるようだ。 写真は大豆ピットのトレーダー ダニー(左)とデマルクル(右) ダニーは好意的で、デマルクルは紳士的だ。2人とも売買が非常に上手い。 トレードにもっとも必要とされる規律を持ち合わせている。 穀物市場が24時間電子化するまでのニーズがあるか疑問だが、 ピットがなくなるその日まで、大豆オプション・ピットで稼いで行くのだろう。 現在、株式オプションの世界は、電子取引所のISE(International Stock
Exchange)の登場で、 取引所間の競争が激化、大きく変化しようとしている。 「ISEは今後、飛躍する」というのが、デービス氏の見解だ。 プライム社でもISEで売買しているとのことだ。ISEは、マーケット・メーカーに収益機会があるらしい。 CBOEとのサヤ取りも考えられるだろう。 そのCBOEは、対抗策として送られてくる注文に対し、報奨金を払うまでになっている。 その資金源は取引所手数料からなので、売買回転の高いマーケット・メーカーには辛い話だ。 「ばかげているが、必要悪にも感じる」という話を関係者から聞いた。 この激化する競争が、先物オプションに波及するか自分には不明だが、 個別株先物の登場で、金融先物は五月雨式に、という気がしないでもない。 |
|
|
|||
|
|
||||
|
|
|
|||
|
|
||||
|
|
|
|
|
|
|
|
||
|
10月18日 益永氏シカゴ来訪 益永さんがいくつかの仕事を抱え、シカゴに訪れる。 |
|
|
|
|
|
|