ビクター・スペランデオ Victor Sperandeo
マーケットの年齢と確率を計算し、年平均72%を18年間も続ける「究極の職人」
大きな利益を上げることよりも損失を避けることに重点を置いたトレードで、 平均年間収益率は72%、最低は1990年のマイナス35%、最高年間利益率3桁を記録した年が5年も続いた。著書に『スペランデオのトレード実践講座


ギャンブルトレーダー

(ジャック・シュワッガー)
 トレーダーになったきっかけは?

(ビクター・スペランデオ)
 ポーカーに熱中したのが、最初のきっかけだったと思います。十代のころ、誇張ではなく、私はポーカーの稼ぎで生計を立てていました。ポーカーを始めた最初のころ、このゲームに関して入手できるすべての本を読み、勝つためには確率を管理しなければならないことを知りました。つまりは、勝算のあるときだけプレーに参加し、不利なときは降りるとすれば、結局、勝つことの方が負けることよりも多くなるのです。私は重要なカードの組み合わせがでる確率を記憶して、ゲームで大きな成功を収めました。

(『新マーケットの魔術師』より抜粋)


(ビクター・スペランデオ)
ポーカーでは、自分に勝算があるときだけ手を打ち、そうでないときは降りる。 そうすれば、結局は負ける回数より勝つ回数の方が多くなるだろう。 私は重要なカードの組み合わせはすべて記憶していて、ゲームでは非常にうまく立ち回ることができた。 実際、トレーディングもポーカーも、ギャンブルというよりむしろ投機の要素を含んでいると思う。 上手な投機とは、自分に勝算があるときにリスクをとることを意味する。ちょうどポーカーで、賭けるべき手を知らなければならないように、トレーディングでは、いつ勝算が自分側にあるのかを知らなければならない」

(『新マーケットの魔術師』より)