〜めざせヘッジファンド!〜
シカゴ絵日記

スティーブさん

8月1日
ABGで Trade Stationの講習を受ける

ABG Investment Group, Inc は、 ED&Fマンをクリアリングにもつ、インターネット取引が中心のIB(取次業務)会社。
写真はABGの
ブローキング・デスク担当のスティーブさん。
非常に気の利く人。

大雑把に言えば、IBとは取引員が受託業務に特化したもの。 取引員の支店が独立したもの、と考えてもいいのかもしれない。 バック・オフィスはクリアリング会社に任せるような形。 ちなみに1997年のIB登録業者数は1538社。 これが2000年7月31日現在では1390社となっている。
参考1 2

IBにはクリアリングハウスが決まっているGuaranteed Introducing Brokersと
複数のクリアリングハウスを持つIndependent Introducing Brokersがある。
なぜ二つに分かれているのかとスティーブさんに聞いたのだが、
「良い質問だ」と言われただけだった(笑)

通常の電話注文も受け付けるが、
リスクを避け、売買相談は顧客との了承が無い限りしない。

また玄人向けに、売買ピット直通の電話注文サービスがある。
現時点においては、電子取引よりも早くて上手い。

ABG社では、ネット売買で50,000ドル以上の証拠金の場合、仲介手数料が往復で9ドル。
他諸費を合わせても、15ドル以下だという。
またある期間(相談によるが大抵2〜3週間)、実際のシステムを利用して
仮想売買を行い、使い勝手を試すことができる。

オンライン売買への移行もあり、社員数が減り、
社員一人当たりの顧客数が300人程度(パート、APは除く)、
ブローカー業者の未来系の一つかもしれない。 CBOTの20階から


CBOT 20階に位置するABG社内からみたラサール街。
実際には、もっと遠近感がある。