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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/11/26 12:37, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜買い優勢で上げ幅広げる*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント〜買い優勢で上げ幅広げる26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続伸、買い優勢で上げ幅広げる ・ドル・円は反落、日銀の早期利上げ期待で ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857> ■日経平均は大幅続伸、買い優勢で上げ幅広げる 日経平均は大幅続伸。946.05円高の49605.57円(出来高概算11億3792万株)で前場の取引を終えている。 前日25日の米国株式市場は続伸。ダウ平均664.18ドル高の47112.45ドル、ナスダックは153.58ポイント高の23025.59で取引を終了した。雇用関連指標や小売売上高が予想を下回り年内の利下げ期待が高まったが、一部ハイテクが重しとなった。その後、消費者信頼感指数の低下や、次期FRB議長候補として国家経済会議(NEC)のハセット委員長が「最有力候補」と伝えられると12月の利下げ確率がさらに上昇し金利安が好感されダウは一段高となった。ナスダックも終盤にかけて下げを消し、終了した。 米株市場を横目に、26日の日経平均は352.73円高の49,012.25円と続伸して取引を開始。寄付き直後から大きく上げ幅を広げる展開となった。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなったほか、海外市場で米長期金利が低下していることも安心感となった。さらに、日経平均は48,000円台半ばが下値支持帯として意識されており、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。 個別では、SBG<9984>、アドテスト<6857>、ファストリ<9983>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、リクルート<6098>、ソニーG<6758>、中外薬<4519>、KDDI<9433>、信越化<4063>、大塚HD<4578>、フジクラ<5803>、ダイキン<6367>、豊田通商<8015>、日東電<6988>などの銘柄が上昇した。 一方、イビデン<4062>、キッコマン<2801>、ベイカレント<6532>、キーエンス<6861>、日揮HD<1963>、郵船<9101>、出光興産<5019>、日本製鉄<5401>、商船三井<9104>、サッポロHD<2501>、NXHD<9147>、電通グループ<4324>などの銘柄が下落した。 業種別では、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、銀行業など多くの業種が上昇した一方で、海運業、鉄鋼の2業種のみ下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが続きそうだ。国内の投資家心理は改善しており、前場の日経平均の上げ幅は一時1000円を超える場面があった。東証の値上がり銘柄数は87.7%と幅広い銘柄に物色が向かっており、買い手優位の状況が続こう。そのほか、米国では27日に感謝祭の休日を控えており、来週の米国市場は様子見ムードも強まるとみられる。海外投資家の日本株への資金流入も細る公算がある一方、28日はブラックフライデーとなり、年末商戦の状況次第では個人消費の拡大が米国景気の支えになるとして、12月入り後の米国市場の明るい材料につながっていく可能性は残っている。 ■ドル・円は反落、日銀の早期利上げ期待で 26日午前の東京市場でドル・円は反落し、156円34銭まで上昇後に155円99銭まで値を下げた。日経平均株価の大幅高で、円売り先行。ただ、日銀が来月開催する金融政策決定会合で政策金利引き上げに踏み切るとの観測が広がり、円買い基調を強めた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円99銭から156円34銭、ユ-ロ・円は180円52銭から180円79銭、ユ-ロ・ドルは1.1563ドルから1.1573ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ハンワホームズ<275A>の、1銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・ADP週次雇用平均(11/8までの4週)−13500(前回−2500) ・米・9月小売売上高:前月比+0.2%(予想:+0.4%、8月:+0.6%) ・米・9月小売売上高(自動車除く):前月比+0.3%(予想:+0.3%、8月:+0.6%) ・米・9月生産者物価指数:前月比+0.3%(予想:前月比+0.3%、8月―0.1%) 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「露、ウクライナ戦争終了に非常に近づいた」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》 記事一覧 |