|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/07/16 12:02,
提供元: フィスコ
冨士ダイス Research Memo(2):超硬合金製工具・金型(耐摩耗工具)製造の専業トップメーカー
*12:02JST 冨士ダイス Research Memo(2):超硬合金製工具・金型(耐摩耗工具)製造の専業トップメーカー
■会社概要
1. 沿革と事業概要
冨士ダイス<6167>は超硬合金を用いた高精度の耐摩耗工具・金型の製造販売を主たる事業として展開し、超硬耐摩耗工具専業として長期にわたり30%超のトップシェアを堅持してきた。「耐摩耗工具」とはチップや切削屑のない塑性変形に使用される工具で、ダイス、せん断工具、金型、プレスモールド、工業用ノズルなどがある。ユーザー(単独ベース)としては輸送用機械、鉄鋼、非鉄金属・金属製品、電機・電子、金型工具向け素材供給があり、幅広い産業で広く利用されているが、全体として自動車産業に関わる比率が約60%程度あると見られる。同社の特徴は、製造工程においてユーザー要求に基づき、製品素材や用途に最適な工具・金型を設計した上で、粉末冶金技術を用い原料粉末の粉砕・混合・造粒から、焼結、機械加工、製品検査までの一貫生産体制により製品を提供している点にある。最大取引先でも売上高の比重が偏らないように独立性を重んじ、様々なオーダーに対応できる多品種少量生産に強みを持ち、高付加価値製品の販売で収益性を確保してきた。
2. 事業内容
同社は超硬合金製を中心とした工具・金型(耐摩耗工具)製造に特化しており、主要な取り扱い製品は4つに分類される。2025年3月期における売上構成は、超硬製工具類25%、超硬製金型類26%、その他の超硬製品26%、超硬以外の製品23%となっている。
3. 人員推移と拠点ネットワーク
同社の2025年3月期末の従業員数は1,090名、この内単独855名となっている。過年度からの推移では2020年3月期に連結1,155名、単独915名をピークに5期連続若干名ずつ減少しているが、大きな変動はない。拠点ネットワークとしては国内生産・営業拠点12ヶ所、海外はタイ・インドネシアの生産・営業拠点を含む合計5ヶ国(インドは今年度中に再開予定)がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
《HN》
記事一覧
2025/07/17 22:26:【市場反応】米6月小売売上高は予想上振れ、失業保険申請件数は予想外に減少、ドル買い
2025/07/17 20:06:欧州為替:ドル・円は小幅高、149円台を意識
2025/07/17 19:20:欧州為替:ドル・円は小高い、米金利に追随
2025/07/17 18:31:欧州為替:ドル・円は底堅い、ユーロ・ドルは伸び悩み
2025/07/17 18:15:日経平均テクニカル:反発、ほぼ「陽の大引け坊主」
2025/07/17 18:00:17日の香港市場概況: ハンセン0.1%安で続落、テック指数は0.6%上昇
2025/07/17 17:35:ファーストコーポレーション---剰余金の配当
2025/07/17 17:35:ファーストコーポレーション---25年5月期2ケタ増収増益、不動産事業が好調に推移
2025/07/17 17:33:平和不動産リート投資法人---25年5月期増収増益、ポートフォリオ収益性の改善と稼働率の維持向上に注力
2025/07/17 17:32:セキュア---監視カメラシステムがコンビニ導入3,000店舗突破
2025/07/17 17:31:unerry---「Beacon Bank アンケート」の提供を開始
2025/07/17 17:31:ノイルイミューン・バイオテック---宇部市再生医療補助金に採択、最大1.35億円の支援を受領へ
2025/07/17 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米消費回復ならドル買いも上値で売り
2025/07/17 17:21:金、今週は経済指標で動くか サンワード証券の陳氏
2025/07/17 17:20:日経平均は反発、終盤にかけて上げ幅拡大
2025/07/17 17:12:東京為替:ドル・円は強含み、ドルに買戻し
2025/07/17 17:02:東証グロ−ス指数は続伸、金利低下などが安心感に
2025/07/17 16:57:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は反発、ソフトバンクGやソニーGが2銘柄で約65円分押し上げ
2025/07/17 16:54:売り一巡後は円安進行を好感した買い【クロージング】
2025/07/17 16:51:17日の中国本土市場概況: 上海総合0.4%高で3日ぶり反発、ハイテク・医薬に買い
|