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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/03/13 11:31, 提供元: フィスコ アイリック Research Memo(1):2026年6月期中間期は予想を上回る増益で過去最高、通期も増益予想*11:31JST アイリック Research Memo(1):2026年6月期中間期は予想を上回る増益で過去最高、通期も増益予想■要約 アイリックコーポレーション<7325>は、自社開発したワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム(R)」(以下、「保険IQシステム」)を活用し、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして事業展開するFintech企業である。タグラインについては新たに「SureTech Company」とした。自らのテクノロジーが持つ“確かさ”を信じて行動する人々が集う場所という思いを込めた。 1. 保険クリニック事業、FA事業、ソリューション事業、システム事業を展開 同社は「保険IQシステム」を活用した来店型保険ショップ「保険クリニック(R)(以下、「保険クリニック」)」運営(直営、FC)のほか、金融機関・保険代理店・企業代理店向け生命保険現状把握・検索提案システム「AS」シリーズを中心とする保険分析・販売ソリューション、子会社(株)インフォディオのAI搭載次世代型光学的文字認識システム「スマートOCR(R)(以下、「スマートOCR」)」を中心とするAIプロダクト・クラウドサービスなどを展開している。保険ショップの新しいスタイルとして「保険IQシステム」を活用し、最良の顧客サービスをコンサルティングから契約までワンストップソリューションで展開していること、業界唯一の商品比較システムである「AS」シリーズを中心としたソリューションを保険代理店・銀行・保険会社等に対して提供できることが同社の強みである。事業セグメントについては2026年6月期より変更し、「保険クリニック」運営の保険クリニック事業、法人事業等のFA(Financial Advisor)事業、「AS」シリーズ等のソリューション事業、及び「スマートOCR」等のシステム事業としている。 2. 2026年6月期中間期は予想を上回る増益で過去最高 2026年6月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比17.9%増の5,282百万円、営業利益が同23.6%増の325百万円、経常利益が同23.0%増の329百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同7.2%増の168百万円、EBITDA(=営業利益+減価償却費)が同24.7%増の503百万円と、増収増益で売上高・各利益とも中間期として過去最高となった。2025年8月14日付に公表した期初予想に対して売上高は61百万円下回ったが、営業利益は155百万円、経常利益は157百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は75百万円、EBITDAは142百万円それぞれ上回った。保険クリニック事業、FA事業、システム事業が好調に推移し、販管費が予想を下回ったことも寄与した。 3. 2026年6月期も増収増益で連続過去最高予想 2026年6月期の連結業績は期初予想を据え置いて、売上高が前期比19.8%増の11,288百万円、営業利益が同13.9%増の844百万円、経常利益が同12.7%増の848百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.4%増の507百万円、EBITDAが同19.1%増の1,230百万円としており、2ケタ増収増益で連続過去最高予想である。各セグメントとも2ケタ増収を見込み、人件費や開発投資などの増加を吸収する。中間期の進捗率は低水準の形だが、同社の収益構造として下期の構成比が高い傾向があることに加え、譲受した来店型保険ショップの「保険クリニック」への切り替えに伴う改装関連費用や転籍従業員のリスキリング費用など一時的費用の影響によるものであり、「保険クリニック」の来店数・成約件数が増加基調であること、ソリューション事業及びシステム事業ではストック売上の積み上げが進展すること、そして中間期の各利益が予想を大幅に上回ったことなどを勘案すれば、通期ベースでも好業績が期待できると弊社では考えている。 4. 2028年6月期にROE20%を目指し、株主還元も強化 同社の「3か年計画(2026年8月期〜2028年6月期)」ではさらなる成長と資本効率の両立の実現を目指し、最終年度2028年6月期の目標値として売上高15,205百万円、営業利益1,578百万円、営業利益率10.4%、ROE20.0%を掲げている。売上高はCAGR(年平均成長率)17.3%を想定し、成長投資を吸収しながら営業利益率とROEの向上も推進する。また株主還元策については2026年6月期より配当方針を変更し、連結配当性向の目安を50%以上(従来は30%台程度)に引き上げるほか、中間配当を開始する。 ■Key Points ・来店型保険ショップ「保険クリニック」運営、保険分析・販売ソリューション、スマートOCRなどを展開 ・2026年6月期中間期は予想を上回る増益で過去最高に ・2026年6月期も増収増益で連続過去最高予想 ・2028年6月期にROE20.0%を目指し、株主還元も強化 ■会社概要 新タグラインは「SureTech Company」 1. 会社概要 同社は、自社開発したワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム」を活用し、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして事業展開するFintech企業である。2025年9月に、自らのテクノロジーが持つ“確かさ”を信じて行動する人々が集う場所という思いを込め、タグラインを「SureTech Company」に変更した。 2026年6月期中間期末時点で本社を東京都文京区本郷に置き、事業所は本社のほか、大阪支店(大阪市中央区)に展開している。グループは同社、連結子会社の(株)ライフアシスト(以下、LA)及びインフォディオの3社で構成されている。資産合計は6,136百万円、純資産は3,878百万円、自己資本比率は62.0%、発行済株式数は8,708,000株(自己株式530,667株含む)である。 2. 沿革 同社は1995年7月に東京都新宿区で設立され、1999年12月に来店型保険ショップ「保険クリニック」を本格始動した。2004年4月には汎用型IQシステム(現「保険IQシステム」)を完成し、同年7月に「保険クリニック」FC事業を開始した。2018年4月にはインフォディオが「スマートOCR」を開発した。その後、Fintech企業として「保険クリニック」の店舗網(直営、FC)拡大し、「AS」シリーズ及び「スマートOCR」の開発・拡販を推進している。2023年10月には保険販売事業を行うLAを連結子会社化、2024年8月に(株)人生設計より来店型保険ショップ6店舗を、2025年7月にブロードマインド<7343>より11店舗を、県民保険サービス(有)より2店舗を、同年12月にアセットガーディアン(株)より2店舗を譲受した。株式関係では、2018年9月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場へ新規上場し、2022年4月の東証の市場再編に伴ってグロース市場へ移行した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》 記事一覧 |