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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/01 07:53, 提供元: フィスコ 31日の米国市場ダイジェスト:NYダウは330ドル安、ヘルスケアが重し*07:53JST 31日の米国市場ダイジェスト:NYダウは330ドル安、ヘルスケアが重し■NY株式:NYダウは330ドル安、ヘルスケアが重し 米国株式市場は下落。ダウ平均は330.30ドル安の44130.98ドル、ナスダックは7.22ポイント安の21122.45で取引を終了した。 良好なハイテク決算を好感し、寄り付き後、上昇。その後、1日の高関税発動を控えた警戒感が強まったほか、トランプ大統領が製薬会社に対し値下げを要求する書簡を送付したことを明かにすると製薬関連株が売られ相場の重しとなり、ダウは大きく下落に転じた。終盤にかけナスダックも下落に転じ、終了。セクター別ではメディア・娯楽、ソフトウエア・サービスが上昇した一方、ヘルスケア機器・サービスが下落した。 ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)は四半期決算でのクラウドの強い成長を好感、さらに、最高経営責任者(CEO)が人工知能(AI)の大規模投資を明らかにし、期待感に買われた。ソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(META)は競争が激化しているAI分野への積極的な投資が正当化されるとの期待感に続伸。クルーズ船運営のノルウエージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)は四半期決算で需要の回復を指摘し、上昇。オンラインゲーム開発のロブロックス(RBLX)は通期見通し引き上げで、上昇。 製薬会社のファイザー(PFE)やイーライリリー(LLY)はトランプ大統領がメディケイド(低所得者向け医療保険)対象薬品価格の引き下げを書簡で要求したことを受けて、収益減懸念に、それぞれ下落した。 携帯端末のアップル(AAPL)は取引終了後に四半期決算を発表。中国ビジネスの回復やアイフォーンの売り上げが予想以上に伸び、内容が予想を上回り、時間外取引で買われている。オンライン小売のアマゾン(AMZN)は1株当たり利益が予想を上回ったが、第3四半期見通しが嫌気され、時間外取引で売られている。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:ドル・円は150円台後半、年内利下げ観測後退でドル続伸 7月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円79銭から150円84銭まで上昇し、150円82銭で引けた。連邦公開市場委員会(FOMC)で9月利下げの可能性が示唆されなかったことに続き、先週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったほか、米6月PCEコア価格指数が予想を上回ったため、年内利下げ観測後退でドル買いに拍車がかかった。また、日銀の利上げ観測後退で円の売り戻しも強まった。 ユーロ・ドルは1.1450ドルから1.1406ドルまで下落し、1.1411ドルで引けた。ユーロ・円は171円50銭から172円34銭まで上昇。日欧金利差縮小観測を受けた円買いが後退した。ポンド・ドルは1.3240ドルから1.3186ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8144フランから0.8113フランまで下落した。 ■NY原油:反落で69.26ドル、利食い売りが増える NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:69.26 ↓0.74)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比−0.74ドル(−1.06%)の69.26ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.56ドル−70.41ドル。ロシアに対する制裁によって供給不足となることが警戒されているが、利食い売りも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に69ドルを挟んだ水準で推移。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 47.27ドル -0.69ドル(-1.43%) モルガン・スタンレー(MS) 142.46ドル -2.48ドル(-1.71%) ゴールドマン・サックス(GS)723.59ドル -7.16ドル(-0.97%) インテル(INTC) 19.80ドル -0.54ドル(-2.65%) アップル(AAPL) 207.57ドル -1.48ドル(-0.70%) アルファベット(GOOG) 192.86ドル -4.58ドル(-2.31%) メタ(META) 773.44ドル +78.23ドル(+11.25%) キャタピラー(CAT) 438.02ドル +3.90ドル(+0.89%) アルコア(AA) 29.97ドル -0.15ドル(-0.49%) ウォルマート(WMT) 97.98ドル +0.39ドル(+0.39%) 《ST》 記事一覧 |