携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/03 08:37, 提供元: フィスコ 前場に注目すべき3つのポイント〜半導体やAI関連株へ資金が集中〜*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント〜半導体やAI関連株へ資金が集中〜3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■半導体やAI関連株へ資金が集中 ■キユーピー、3Q営業利益 9.2%減 270億円 ■前場の注目材料:日立、理研・imecとシリコン量子計算機開発で連携 ■半導体やAI関連株へ資金が集中 3日の日本株市場は、買い先行後は次第にこう着感が強まりやすいだろう。2日の米国市場はNYダウが78ドル高、ナスダックは88ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げ期待が根強く、半導体株を中心に買われた。米政府機関の一部閉鎖による影響が警戒されるものの、影響は限定的といった見方もされている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の45095円、円相場は1ドル=147円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになろう。日経225先物はナイトセッションで一時44930円まで売られる場面もあったが、45000円を下回る局面では押し目待ち狙いの買いが入る形で底堅さがみられていた。週末要因から積極的な売買は手控えられそうだが、押し目買い意欲は強そうだ。また、米国では半導体株の強さが目立っているため、本日もソフトバンクG<9984>や東エレク<8035>などに資金が向かう可能性がある。 半導体やAI関連株へ資金が集中する一方で、全体としては不安定な値動きが目立っており、昨日も東証プライムの値下がり数が過半数を占めていた。国内機関投資家による益出しの動きが入っているとの観測もあり、強い銘柄に資金が集中しやすい地合いである。特に指数インパクトの大きい値がさハイテク株の強い値動きは先物市場への買いにも向かわせやすく、ハイテク株次第の相場展開になりそうだ。 昨日の日経平均株価は45000円での上値の重さが意識されていた。ボリンジャーバンドの+1σが45289円辺りに位置しているため、45000円を回復し底堅さがみられるようだと、+1σ突破を試す動きが期待されそうだ。また、自民党総裁選の結果待ちで手掛けにくさはありそうだが、いずれの候補者も連立を想定している。今後の財政政策への期待感も高まることになるため、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 ■キユーピー、3Q営業利益 9.2%減 270億円 キユーピー<2809>が発表した2025年11月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.2%増の3834億2400万円、営業利益は同9.2%減の270億6200万円だった。売上高は、海外の継続的な成長に加え、国内におけるタマゴ商品の販売回復やカット野菜の需要拡大・単価上昇により増収。利益面では主原料高騰の長期化や物流コスト上昇の影響を受け減益となった。 ■前場の注目材料 ・日経平均株価は上昇(44936.73、+385.88) ・NYダウは上昇(46519.72、+78.62) ・ナスダック総合指数は上昇(22844.05、+88.89) ・SOX指数は上昇(6626.38、+126.10) ・シカゴ日経225先物は上昇(45095、+25) ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・日立<6501>理研・imecとシリコン量子計算機開発で連携 ・シャープ<6753>豪ESIとフロー型亜鉛空気電池開発 ・愛知製鋼<5482>印社と契約更新、鋼材品質向上・製品を拡充 ・アイネット<9600>オリックスがTOB、IT強化、買い付け総額386億円見込み ・マイクロ波化学<9227>三井物産とリチウム供給網構築へ ・丸紅<8002>電力取引で新会社、国内価格安定化に寄与 ・エフ・シー・シー<7296>電動2輪用eアクスルをベトナムに来年納入 ・いすゞ自<7202>米トラック新工場にライン設置開始、年5万台、変種変量に対応 ・日精樹脂工業<6293>欧向け低圧成形機開発、省エネ・低コスト ・TDK<6762>北大とAIチップ開発、小脳の働き模倣 ・関西ペイント<4613>工業用下塗り塗料発売、防食性高め塩害にも強く ・日本ゼオン<4205>米の高精度細胞分離技術特許を取得 ・三菱倉庫<9301>インド物流拠点拡大、半導体進出で需要増 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 8月失業率(予想:2.4%、7月:2.3%) ・08:30 8月有効求人倍率(予想:1.22倍、7月:1.22倍) ・特になし 《ST》 記事一覧 |