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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/12/03 12:49, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜半導体関連株が堅調推移*12:49JST 後場に注目すべき3つのポイント〜半導体関連株が堅調推移3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、半導体関連株が堅調推移 ・ドル・円は下げ渋り、日本株高で ・値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は続伸、半導体関連株が堅調推移 日経平均は続伸。559.49円高の49862.94円(出来高概算10億6068万株)で前場の取引を終えている。 前日2日の米国株式市場は反発。ダウ平均は185.13ドル高の47474.46ドル、ナスダックは137.76ポイント高の23413.68で取引を終了した。暗号資産市場の回復でリスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補を来年初旬に指名するとしながらも、ハセット国家経済会議(NEC)委員長に言及したため積極的な利下げ期待に相場は終日堅調に推移。長期金利も伸び悩み相場を支援した。 米株市場を横目に、12月3日の日経平均は237.19円高の49540.64円と続伸して取引を開始。その後は49700円付近で推移したが、前引けにかけて上げ幅を広げる展開となり、高値圏で前場の取引を終了した。昨日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.84%上昇と、ダウやナスダックと比べ上昇率が大きく、東京市場でも半導体関連株の株価支援要因となった。また、米国で来年以降の継続利下げ期待が高まっている点も投資家心理にポジティブに働いている。 個別では、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、レーザーテック<6920>、イビデン<4062>、スクリン<7735>、住友電<5802>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、太陽誘電<6976>、荏原<6361>、日東電工<6988>、ルネサス<6723>、安川電<6506>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、第一三共<4568>、イオン<8267>、TDK<6762>、ファナック<6954>、信越化学工業<4063>、ニトリHD<9843>、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>、トヨタ<7203>、任天堂<7974>、スズキ<7269>、HOYA<7741>、キッコーマン<2801>などは下落。 業種別では、非鉄金属、電気機器、機械などが上昇した一方で、銀行業、電気・ガス業、小売業などが下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが続くか。米利下げ期待が継続する中、半導体関連株中心に物色が継続しそうだ。ただ、前場時点の東証の値上がり銘柄数は32.5%、値下がり銘柄は63.7%で推移している。また、日銀が12月金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの見方が広がっているほか、財政拡張への懸念もくすぶり長期金利は上昇しており、これらは投資家心理の重しとなるか。そのほか、2000年以降の月別騰落率を見ると、12月は11月に次ぐ高パフォーマンスとなっている。今年は11月が8カ月ぶりの下落となっており、通常パターンが当てはまるかは不透明と考えられてもいる。 ■ドル・円は下げ渋り、日本株高で 3日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、155円89銭から155円60銭まで下落後は小幅に戻した。米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、主要通貨は対ドルで強含み。一方、日経平均株価の上げ幅拡大を受け、主要通貨は対円でも堅調地合いに。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円60銭から155円89銭、ユ-ロ・円は181円04銭から181円22銭、ユ-ロ・ドルは1.1622ドルから1.1637ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・菊池製作所<3444>、ラクオリア創薬<4579>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・7-9月期国内総生産:前年比+2.1%(予想:前年比+2.2%、前期:+1.8%→+2.0%) ・中国・11月Rating Dogサービス業PMI:52.1(予想:52.0、10月:52.0) 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「おそらく来年初めに次期FRB議長発表へ」 「ヘルスケアに関し、民主党と交渉している」 <国内> ・特になし <海外> ・16:00 トルコ・11月消費者物価指数(予想:前年比+31.6%、10月:+32.87%) 《CS》 記事一覧 |