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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/12 19:28, 提供元: フィスコ アンジェス---2Qも2ケタ増収、拡大新生児スクリーニングの受託数が順調に増加*19:28JST アンジェス---2Qも2ケタ増収、拡大新生児スクリーニングの受託数が順調に増加アンジェス<4563>は8日、2025年12月期第2四半期(25年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.4%増の4.14億円、営業損失が24.00億円(前年同期は51.07億円の損失)、経常損失が38.98億円(同31.90億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失が39.66億円(同35.00億円の損失)となった。 同社グループは、遺伝子の働きを利用した「遺伝子医薬」の開発、実用化を目指し、研究開発を行う創薬系のバイオベンチャーである。遺伝子医薬のグローバルリーダーとして、自社における医薬品の開発及び開発パイプラインの拡充のための国内外企業との共同開発、業務提携、資本参加等を積極的に行っている。また、希少遺伝性疾患の有無を調べるスクリーニング検査や、主に希少疾患向けに海外で販売されていて、日本国内では販売されていない医薬品の国内への導入等も積極的に取り組んでいる。 当中間連結会計期間の事業収益は前年同期比で増収となった。同社グループでは、2024年5月より早老症治療薬「ゾキンヴィ」の販売を開始しており、当中間連結会計期間において1.42億円の商品売上高を計上している(前年同期比0.09億円の減少)。アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(以下、ACRL)においては、拡大新生児スクリーニングの受託数が前年同期比で順調に増加していることから、手数料収入として2.72億円(同1.64億円の増加)を計上した。HGF遺伝子治療用製品コラテジェンは、前年同期において製品売上高0.11億円を計上していたが、2024年6月に国内での販売を終了した。連結子会社EmendoBio Inc.(以下、Emendo社)において、前年同期に契約一時金を受領し、研究開発事業収益として0.76億円計上していたが、当中間連結会計期間での計上はなかった。当中間連結会計期間における事業費用は、前年同期比で26.40億円減少し、28.15億円(同48.4%減)となった。売上原価は、前年同期比で0.55億円増加し、2.54億円(同27.6%増)となった。ゾキンヴィにかかる商品売上原価は、商品売上高の減少に伴い前年同期比で0.07億円減少し、0.92億円(同7.8%減)となっている。ACRLにおける拡大新生児スクリーニング検査にかかる原価は、受託数の増加に伴い前年同期比で0.70億円増加し、1.62億円(同77.7%増)となった。研究開発費は、前年同期比で6.89億円減少し、15.55億円(同30.7%減)となった。前年同期において使用期限切れによる廃棄が見込まれる材料及びコラテジェンの製品にかかる評価損を計上していたが、当期においては評価損の計上がなかったため、研究用材料費が5.29億円減少している。Emendo社において、事業再編成に伴う人員の減少により役員報酬が0.26億円、給料手当が0.41億円、法定福利費が0.39億円減少している。Vasomune社と共同開発しているTie2受容体アゴニストに係る治験費用の減少により、外注費が0.64億円減少している。 2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比109.7%増の13.50億円、営業損失が58.00億円、経常損失が58.20億円、親会社株主に帰属する当期純損失は58.50億円とする期初計画を据え置いている。 《AK》 記事一覧 |