携帯版 |
![]() |
![]() |
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/17 12:21, 提供元: フィスコ 株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(1)*12:21JST 株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(1)地域新聞社<2164> ■個人投資家向けIR説明会を受けてのFISCOアナリストコメント ・2024年2月に新代表として代表取締役社長の細谷佳津年氏が就任、同社が潜在的に持つアセット(フリーペーパー事業における2,500名近い配送スタッフ、174万世帯のカバー、6万人の読者とのインタラクティブなつながり、7,000社との取引、5拠点40エリアの営業網、130人の地域ライター、制作・校閲力、配送網)に光をあて企業価値の再定義を推進、2025年8月期は投資を先行しつつも利益が大幅に増加、再成長軌道に乗ったことが確認できている。 ・これらのアセット活用による2つの戦略(アライアンスによって千葉県内から県外/県外から県内へと価値を橋渡しする「シーパワー戦略」、千葉県内で価値循環を図る「ランドパワー戦略」)を進め、アライアンスでは3Qの23百万円から4Qに85百万円の受注を急激に積み上げ、累計165百万円まで実績が上がりつつあり、誌面ペルソナデータベース×AI活用、クラウドファンディング×記事、地域共創プラットフォームなどの新機軸も矢継ぎ早に打ち出している。 ・足もとでは、奨学金返済支援サービスも絡んだ人材紹介ビジネスである「奨学金バンク」の構想も発表された。企業から支払われる紹介料の一部が求職者の奨学金返済原資に回る従来にないモデルがスタートする。(千葉県の)企業が地域新聞社と株式を交換することで事業承継をスムーズに進める地域共創プラットフォームでは、元オーナー社長が譲り渡す企業の黄金株を保有して、自身の経営理念や方針を貫けるよう、重要な経営判断に対して拒否権を行使できる仕組みもバージョンアップされた。この仕組みは、文化放送主催「中小企業ビジネス&イノベーションアワード2025」にてネクストヒーロー賞(次の時代の大きく飛躍しそうな社に贈られる賞)を受賞している。 ・2025年8月期の業績は、営業損益の黒字転換が明確化した。オペレーティングレバレッジが発揮されやすい収益構造を背景に生産性向上が顕著に表れた格好となる。2026年8月期は、売上高で前期比11.0%増の3,500百万円が見込まれている。予想の開示は売上高のみとなる。「Strategic Plan」に基づき進めてきた各種施策が次の成長フェーズへ移行するにあたり、先行投資やM&Aも絡んでくるための開示手法であろうが、再成長シナリオに変化は感じられない。 ・1:2の株式分割と株主優待の拡充も発表しているとともに、従業員からの声を受けての募集新株予約権も発行しており、株価を意識した動きが明確化している点も特筆事項となる。 ・将来株価のイメージには、新機軸がもう一段形になった後に発表されるであろう中期経営計画が待たれるところであるが、初動からは数年後の数億円の利益が想定される状況にはあり、グロースの上場基準になるであろう時価総額100億円を意識することになろう。現状の時価総額は約24億円となる。 ■IR説明 ■地域新聞社 細谷様 皆さま、こんにちは。本日は、株式会社地域新聞社のオンライン説明会をご覧いただき、誠にありがとうございます。代表を務めております細谷でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、早速本日の進行についてご案内いたします。 まず初めに会社概要をご説明し、その後、新しいビジネスモデルである人材紹介事業についてご紹介いたします。続いて「アセットと戦略」と題し、行政との取り組みや既存資産の価値向上に関する施策をご説明いたします。 さらに、「これまでの取り組み」として掲げております10本のアクションプランについても触れさせていただきます。こちらは既にご案内済みの内容もございますが、新たな要素を加えて改めてご説明いたします。最後に、公表済みの新たなビジネスモデルに関する映像資料を3本ご覧いただきます。 次に「地域共創プラットフォーム」についてご説明いたします。こちらについては、これまで十分にご紹介できていない部分があり、本日は改めて専用のスライドをご用意いたしました。その後、決算の内容「Financials」をご説明し、最後に「アドバイザリーボード」に関するご案内をいたします。 本日の説明は、新しいニュースを冒頭にお示しし、その後に各テーマを順を追ってご紹介する構成としております。こうした形で、皆さまに分かりやすくお伝えしてまいりたいと考えております。 会社概要に入る前に、まず直近のコーポレートアクションについてご説明いたします。 当社は、先週10日(金)に株式分割を公表いたしました。取締役会において決定したもので、現在発行済株式数370万株を2分割し、合計740万株とする内容です。 これに関連して、株主優待制度についてもご案内いたします。当社の優待制度は通常、2月末と8月末の株主名簿に記載された株主の皆さまを対象に権利を認定しております。今回の分割により、例えば現在500株をお持ちの株主様は、分割後には1000株保有となります。その結果、従来の区分基準を変えずに、2月末時点で1000株の優待を受けられることになります。このように、株主優待制度のテーブル自体は変更せず、実質的には優待の拡充となる点をご理解いただければと存じます。 さらに、通常の2月末・8月末の株主優待に加えて、今回新たに臨時の優待を実施することといたしました。今回の株式分割は10月31日を基準日とし、その翌日11月1日に株式を2分割するものです。この基準日に株主名簿を締めるにあたり、せっかくの機会ですので、10月31日時点で株式を保有されている株主様を対象に、臨時で優待を進呈することといたしました。優待内容については、分割後の株数を基準として適用いたします。 株式会社地域新聞社:個人投資家向けIR説明会文字起こし(2)に続く 《KM》 記事一覧 |