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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/21 10:51, 提供元: フィスコ 株式会社VRAIN Solution:2026年2月期第2四半期決算説明会文字起こし(1)*10:51JST 株式会社VRAIN Solution:2026年2月期第2四半期決算説明会文字起こし(1)VRAIN Solution<135A> ■決算説明を受けてのFISCOアナリストコメント ・2026年2月期第2四半期(中間期)は、1Qの遅れを取り戻して大幅増収を達成。採用、事業所新設、本社移転などによる減益は期初想定通り。通期では引き続き前期比5割の増収、営業利益も前期比49.6〜58.0%増と大幅増益を見込む。 ・現在の導入実績は、導入期〜2ライン展開の顧客が多く、今後複数プロダクト・複数工場への拡大期が到来することが期待され、また製造業11万社に対して同社の取引社数シェアは約0.2%と今後の取引拡大余地は大きい。海外展開も視野に入れると尚更である。 ・CAGR+50%の継続で2028年2月期に売上高65〜80億円、営業利益率30〜40%という中計を 掲げる。成長スピードをPERに当てはめ、今期予想PER50倍で評価した場合の株価は2,895〜3,100円(現在2,988円)だが、成長に応じて毎期5割程度+αの株価上昇が期待されることになる。 ・同社の今期予想PERは50倍程度であり、上場企業平均と比較して低いとは言い難い。ただし、中期経営方針が達成された場合の予想PERは15倍程度と上場企業平均で評価されており、依然として成長スピードが高い状況であれば、もう一段のPER切り上がりも想定し得る。 ・類似企業と目されるLaboro.AI<5586>、ABEJA<5574>、PKSHA Technology<3993>、pluszero<5132>の今期予想平均PERは約70〜80倍。過去実績および将来の成長力はもちろん、ROE(前期実績35.1%)でも同社は群を抜く。この点でも、現状株価から+50%は計算できる株価となる。 ■IR説明 ■VRAIN Solution 南塲様 2026年2月期第2四半期の決算説明を始めます。 まずはエグゼクティブ・サマリーです。 売上高については、第1四半期で進捗が遅れていましたが、第2四半期で大きく挽回し、前年同期比で大幅な増収を達成しました。売上高の業績予想に対して若干の未達はありましたが、利益水準については計画通り進捗しています。 採用は順調に推移しており、第2四半期末の従業員数は106名。前年同期比で40名増加しています。 拠点拡大戦略としては、国内4拠点目となる仙台営業所の開設を進め、9月24日に予定通り営業開始しました。国内拠点戦略が進展したこともトピックスの一つです。 通期の業績予想はご覧のとおり変更はありません。 通期のトピックスとしては、今期の拠点戦略において、仙台営業所に加え、札幌、福岡、広島の営業所開設を計画しています。同時にAIシステムの製作を行う工場開設も進めています。 継続顧客の獲得増に向けて営業基盤のさらなる拡充、検査装置の内製化、カスタマーサポート部署の設立と人員拡大を行っています。 採用については、弊社が求める人材がいれば積極的に採用を進めていく方針に変更はありません。 本社移転に伴い、一時的な費用が発生しています。 中期経営計画についてはご覧のとおり進めております。 主要KPIについて説明します。 累計取引社数は、前期末比+49社(第2四半期のみで+31社)となりました。 第1四半期は厳しい状況でしたが、第2四半期で売上・新規受注ともに拡大しております。 昨年から進めてきた拠点拡大戦略が実を結び、大阪・名古屋営業所からの受注が拡大しました。その結果、新規業界(鉄鋼、製薬、自動車、製紙)からの受注も増加しました。 継続顧客売上高は446百万円で、売上全体の42.6%を占めています。これは弊社サービスが顧客に評価され、継続的な受注・売上につながっていることを示しています。 受注残は前期末から188%の増加となり、第2四半期末で1,126百万円となっています。第2四半期で受注した案件を第3四半期でしっかり売上計上につなげて通期業績予想達成を目指していきます。 AIシステムの販売単価は19百万円となりました。第1四半期は大型案件が多く、28百万円でしたが、上半期全体では従来水準に戻っています。これは大型検査装置だけでなく、「Phoenix Vision/Eye」の機器単体販売が増加したためです。効率的な売上計上・営業活動という観点からも、妥当な水準と評価しています。 こちらは損益計算書となります。 上半期は売上高1,047百万円と前期比29.5%の増加となり、売上総利益率は80.4%と付加価値の高い事業活動ができたと感じています。販管費は採用活動の強化、拠点拡大により前期比75.6%の増加となりました。その結果、営業利益は減益となっていますが、下半期で大幅な売上増加を計画しているので通期業績予想の達成は可能と考えています。 株式会社VRAIN Solution:2026年2月期第2四半期決算説明会文字起こし(2)に続く 《KM》 記事一覧 |