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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/04/28 11:01, 提供元: フィスコ VPJ Research Memo(1):国内DAM市場の普及に寄与、2025年12月期は増収増益*11:01JST VPJ Research Memo(1):国内DAM市場の普及に寄与、2025年12月期は増収増益■要約 ビジュアル・プロセッシング・ジャパン<334A>は、企業の販促活動や商品情報発信そしてナレッジ共有・知財管理に必要となる媒体及びコンテンツの制作・管理・配信を支援するDXソリューション事業を展開している。独自開発システム「CIERTO(シエルト)」を通じて、デジタル資産管理(Digital Asset Management:DAM)と商品情報管理(Product Information Management:PIM)をワンストップで提供している点が特徴である。国内ではDAM・PIMに対する認知度は必ずしも高いとは言えないものの、同社は長年にわたり同分野の導入実績を積み重ね、国内DAM市場の普及に寄与してきた。2025年12月末の契約社数は280社に上っており、月額課金を中心としたストック型収益モデルを背景に業容を拡大している。 1. 2025年12月期の業績概要 2025年12月期の業績は、売上高で前期比13.8%増の1,374百万円、営業利益で同42.2%増の260百万円、経常利益で同34.4%増の248百万円、当期純利益で同44.5%増の176百万円と増収増益となり、過去最高益を更新した。売上高は、月額課金による継続売上を示すARR※の拡大と「CIERTO」の新規契約増加を背景に伸長した。利益面では採用費用や上場関連費用の増加があったものの、増収効果によりこれらを吸収し収益性が向上した。ARRは980百万円(同19.2%増)へ拡大し、新規契約46件(同48.3%増)の獲得により累計契約件数は280件に上った。ストック型売上は全体の69.0%を占め、業績成長をけん引するとともに、今後の収益安定化に寄与する。 ※ Annual Recurring Revenue:年間経常収益。(継続SaaS及び継続保守月額+新規SaaS及び新規保守月額)×12で計算される。 2. 2026年12月期の業績見通し 2026年12月期の業績は、売上高で前期比10.7%増の1,520百万円、営業利益で同15.8%増の301百万円、経常利益で同21.5%増の301百万円、当期純利益で同16.0%増の205百万円と増収増益を予想している。売上高は引き続きARRの拡大と新規契約の増加を背景に伸長する見通しである。利益面でも、カスタマーサクセス強化やマーケティング投資を織り込みながら収益性の改善が見込まれる。新規契約件数は前期比24件増の70件を計画し、ARRは1,218百万円(同24.2%増)へ拡大する見通しである。解約率も低下を見込んでおり、ストック収益の積み上がりが中期的な業績成長を支える見通しである。 3. 成長戦略 同社は、2028年12月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を公表した。2028年12月期には売上高2,330百万円、営業利益681百万円、当期純利益470百万円を計画し、売上拡大と利益率向上の両立を図る。成長ドライバーは、新規顧客獲得による契約件数の拡大と既存顧客へのクロスセル・アップセルによる契約ボリュームの拡大である。2028年12月期の「CIERTO」の累計契約件数は575件、ARRは1,960百万円といずれも2025年12月期比で倍増を見込む。戦略面では、「「CIERTO」のSaaSビジネスの拡大」を掲げ、営業戦略と製品戦略を両輪として推進する。営業面では販売代理店の活用やパートナー連携の拡大、APACへの展開により市場リーチの拡張を図る。一方、製品面ではプロダクトアウトによる差別化に加え、ハイブリッド型クラウド基盤の構築による原価低減や、AI活用による制作・配信の効率化を進め、収益性向上と競争力強化に取り組む。 ■Key Points ・2025年12月期は契約数増加によりARRが拡大し、増収増益。過去最高益を更新 ・2026年12月期は増収増益を予想。新規契約件数を推進 ・中期経営計画では、2028年12月期に売上高2,330百万円、営業利益681百万円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔) 《HN》 記事一覧 |