|
|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/12 11:05,
提供元: フィスコ
筑波精工 Research Memo(5):2026年3月期はEV停滞で営業損失も、期末にかけて回復の気配
*11:05JST 筑波精工 Research Memo(5):2026年3月期はEV停滞で営業損失も、期末にかけて回復の気配
■筑波精工<6596>の業績動向
1. 2026年3月期の業績概要
2026年3月期の業績は、売上高が278百万円(前期比17.1%増)、営業損失が32百万円(前期は44百万円の損失)、経常損失が32百万円(同45百万円の損失)、当期純損失が49百万円(同69百万円)となった。海外向け自動機ユニット及び「Supporter」の大口受注があったものの、計画していた先端半導体(AI)向け「Supporter」の売上が、客先でのテスト(評価)の遅れから次期以降にずれ込んだ。そのため売上高は前期比40百万円増にとどまり損益分岐点を下回った結果、営業損失を計上した。
製品別売上高は、「ステージ」が172百万円(前期比4.5%減)、「Supporter」が52百万円(同8.1%減)、「自動機」は53百万円(前期は売上計上なし)であった。「ステージ」については、量産前案件が進行していたが、予定より約半年遅れたことなどから、売上高は微減となった。「Supporter」においても、先端半導体(AI)向けが客先でのテスト(評価)の遅れにより、約60百万円が次期以降にずれ込んだことから前期比で減収となった。
自己資本比率は53.1%と財務基盤は堅守、早期の黒字転換が急務に
2. 財務状況
2026年3月期末の資産合計は前期末比73百万円減の259百万円となった。流動資産は同73百万円減の256百万円となった。主に現金及び預金の減少69百万円、売掛債権の増加1百万円、棚卸資産の減少5百万円による。固定資産は、同0.5百万円減の2百万円であった。
流動負債は同4百万円減の46百万円となった。主な変動要因は、電子記録債務が7百万円減少、未払法人税等が5百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が10百万円増加したことによる。固定負債は同19百万円減の75百万円となったが、主に長期借入金が22百万円減少したことによる。この結果、負債合計は同24百万円減の121百万円となった。
純資産については、資本の組み換えを行っており、資本金が817百万円減、資本準備金が857百万円減少し、その他資本準備金に振り替えられた。純資産合計は同49百万円減の137百万円となった。2026年3月期末の自己資本比率は53.1%(前期末56.2%)となり、現金及び預金は209百万円で、現時点では問題ない水準だが、今後も損失計上が続くようであれば、債務超過に陥るリスクも否定できず、今後の財務状況は注視が必要である。
2026年3月期の営業活動によるキャッシュ・フローは45百万円の支出となった。主なプラス要因としては、減損損失8百万円、貸倒損失8百万円、棚卸資産の減少5百万円などで、主な支出要因は税引前当期純損失48百万円、売上債権の増加3百万円、仕入債務の減少6百万円などであった。投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得に伴い10百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金の返済により12百万円の支出となった。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前期末比69百万円減少し、149百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
記事一覧
2026/06/12 12:04:東京為替:ドル・円はじり高、米金利にらみ
2026/06/12 12:05:フジ日本 Research Memo(5):2026年3月期は機能性素材事業の売上が糖類事業を超え過去最高水準の利益達成
2026/06/12 12:04:フジ日本 Research Memo(4):世界唯一のイヌリンの製造技術と、糖類に依存しない事業ポートフォリオが強み
2026/06/12 12:03:フジ日本 Research Memo(3):「糖」を起点とした技術・知見を横断的に活用
2026/06/12 12:02:フジ日本 Research Memo(2):伝統的な精糖からフードサイエンスへの転換を加速
2026/06/12 12:01:ミガロホールディングス---DXYZの「FreeiD」、パークホームズ船橋に導入
2026/06/12 12:01:フジ日本 Research Memo(1):2026年3月期は機能性素材事業が利益増けん引、事業構造転換が奏功し増収増益
2026/06/12 11:59:タイミー---NTTドコモ、住信SBIネット銀行と金融分野で業務提携
2026/06/12 11:57:米国株見通し:伸び悩みか、中東安定化を見極め
2026/06/12 11:56:ビジョナル---3Qも2ケタ増収増益、BizReach事業は順調に推移
2026/06/12 11:54:ドリームインキュベータ---2026年3月期は前期比で大幅な増収増益、ビジネスプロデュース事業の育成・実装体制強化が奏功
2026/06/12 11:52:スタートライン---立命館大学大学院で応用行動分析の出前授業を実施
2026/06/12 11:51:プロパスト---東京都世田谷区北沢の販売用不動産を売却
2026/06/12 11:48:サークレイス---子会社アオラナウ株を追加取得し持分比率引き上げ
2026/06/12 11:46:日空調 Research Memo(6):10年ビジョンは最終段階へ。完成工事高2,000億円を目指す(2)
2026/06/12 11:45:日空調 Research Memo(5):10年ビジョンは最終段階へ。完成工事高2,000億円を目指す(1)
2026/06/12 11:44:注目銘柄ダイジェスト(前場):マルマエ、ナ・デックス、デジタルグリッドなど
2026/06/12 11:44:日空調 Research Memo(4):好決算により自己資本比率は61.0%へ改善。現金及び預金も233億円へ増加
2026/06/12 11:43:日空調 Research Memo(3):受注工事高、完成工事高ともに個別国内が堅調
2026/06/12 11:42:日空調 Research Memo(2):主な事業分野は4つ、原子力関連空調に強み
2026/06/12 11:41:日空調 Research Memo(1):2026年3月期は主要項目で過去最高更新。中期経営計画は最終段階へ
|