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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/05/21 17:41, 提供元: フィスコ 21日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日続伸、資源株に買い*17:41JST 21日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日続伸、資源株に買い21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比7.10ポイント(0.21%)高の3387.57ポイントと3日続伸した。 前日の好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が支えだ。当局が相次ぎ経済対策を打ち出す中、過度な景気不安が薄らいでいる。中国人民銀行(中央銀行)は20日、最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を引き下げた。市場では、追加の金融緩和策が打ち出されるとの期待も高まっている。ただ、上値は重い。新規の買い材料に乏しく、模様眺めのムードも漂っている。米中通商協議の進ちょくも気がかりだ。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、産金や非鉄、石炭・石油など資源関連の上げが目立つ。紫金鉱業集団(601899/SH)が5.9%高、赤峰黄金(600988/SH)が5.6%高、山東黄金(600547/SH)が4.6%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.0%高、中国アルミ(601600/SH)が2.4%高、江西銅業(600362/SH)が1.7%高、陝西煤業(601225/SH)が4.7%高、中国中煤能源(601898/SH)が2.8%高、中国海洋石油(600938/SH)が1.8%高で引けた。中東地域の地政学リスクを背景に、商品相場の先高観が強まっている。WTI原油先物は21日朝方に急反発し、NY金先物は続伸した。 医薬株もしっかり。江蘇呉中実業(600200/SH)が5.1%、湖南方盛製薬 (603998/SH)が4.1%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.7%、天士力医薬集団(600535/SH)が2.0%ずつ上昇した。銀行・保険株、運輸株、自動車株、公益株なども買われている。 半面、ハイテク株は安い。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が7.1%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が6.4%、半導体検査装置メーカーの天津金海通半導体設備(603061/SH)が3.6%、LED・電子部品メーカーの聯創光電科技(600363/SH)が2.1%ずつ下落した。不動産株、証券株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.22ポイント(0.47%)高の260.95ポイント、深センB株指数が6.23ポイント(0.52%)高の1200.07ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《AK》 記事一覧 |