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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/06 18:00, 提供元: フィスコ 6日の香港市場概況:ハンセン0.5%安で4日ぶり反落、自動車株に売り*18:00JST 6日の香港市場概況:ハンセン0.5%安で4日ぶり反落、自動車株に売り6日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比114.43ポイント(0.48%)安の23792.54ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が54.98ポイント(0.63%)安の8629.75ポイントと4日ぶりに反落した。売買代金は2356億2180万香港ドル(約4兆3190億円)に拡大している(5日は2220億2570万香港ドル)。 米中の指標発表を前に買いが手控えられる流れ。米国では6日に5月の雇用統計、中国では週明け9日に5月の物価と貿易の統計が公表される。内容を見極めたいとするスタンスが広がった。ただ、下値は限定的。貿易問題を巡る米中協議の進展が期待されている。トランプ米大統領と中国の習近平・国家主席は5日に電話会談を実施。トランプ氏は自身のSNSに、「非常に良い会談だった」と投稿し、近く高官レベルの通商協議を再開すると述べた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、半導体ファウンドリーの中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.9%安、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が3.3%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が2.8%安と下げが目立った。 セクター別では自動車が安い。東風汽車集団(489/HK)が4.7%、蔚来集団(9866/HK)が3.3%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.2%、小鵬汽車(9868/HK)が1.8%ずつ下落した。価格競争の激化が業績を圧迫すると不安視されている。また東風汽車については、重慶長安汽車(200625/SZ)との合併観測が不発に終わったことも前日に続き嫌気された。東風汽車株は足元2営業日で累計18.5%安と急落している。 大型テック株も軟調。前出の携程集団のほか、美団(3690/HK)が1.9%、京東集団(9618/HK)が1.5%、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が1.4%ずつ下落した。 半面、産金・非鉄セクターは逆行高。中国黄金国際資源(2099/HK)が3.6%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.2%、招金鉱業(1818/HK)が1.7%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.5%、江西銅業(358/HK)が3.4%ずつ上昇した。 本土市場は小幅ながら4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.04%高の3385.36ポイントで取引を終了した。エネルギー株が高い。非鉄金属、通信、公益、銀行なども買われた。半面、自動車は安い。医薬、証券、電子、不動産などの一角も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |