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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/08/12 18:00, 提供元: フィスコ 12日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で続伸、保険・証券セクターに買い*18:00JST 12日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で続伸、保険・証券セクターに買い12日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比62.87ポイント(0.25%)高の24969.68ポイントと続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が28.77ポイント(0.32%)高の8916.85ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は2154億2130万香港ドル(約4兆693億円)にやや拡大している(11日は2009億180万香港ドル)。 中国経済の過度な先行き不安が後退し相場を支える流れ。大手ブローカーや国際機関は、中国が追加の景気対策で中国経済を支える可能性が高いとして、今年の経済成長予想を相次ぎ上方修正した。米インフレ動向や米関税政策の不透明感でハンセン指数は安く始まったが、本土株の上昇基調をにらみながら、程なくプラスに転じている。一方、トランプ米大統領が中国に対する関税措置の一時停止を90日間延長する大統領令に署名したことについては、すでに予想されたことだとしてそれほど材料視されていない。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.0%高、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が4.0%高、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が3.1%高と上げが目立った。 セクター別では、中国の保険・証券が高い。中国太平洋保険集団(2601/HK)が6.2%、中国人民財産保険(2328/HK)が3.7%、新華人寿保険(1336/HK)が3.6%、中国国際金融(3908/HK)が3.0%、国聯証券(1456/HK)が2.7%ずつ上昇した。本土株高のメリットが注目されている。 石炭・石油セクターもしっかり。中国中煤能源(1898/HK)が2.9%高、中国神華能源(1088/HK)とエン鉱能源集団(1171/HK)がそろって3.0%高、中国石油天然気(857/HK)が1.7%高、中国海洋石油(883/HK)が1.2%高で取引を終えた。 半面、クラウド関連は安い。金蝶国際軟件集団(268/HK)が8.4%、万国数拠HD(9698/HK)が4.7%、微盟集団(2013/HK)が3.3%、金山雲(3896/HK)が1.6%ずつ下落した。ハンセン科技(テック)指数は0.4%逆行安している。 医薬セクターもさえない。康希諾生物(6185/HK)が7.0%安、緑葉製薬集団(2186/HK)が3.6%安、石薬集団(1093/HK)が3.1%安、信達生物製薬(1801/HK)が2.9%安と値を下げた。 本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.50%高の3665.92ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。石油・石炭、金融、自動車、海運、公益、不動産なども買われた。半面、医薬は安い。軍需産業、素材、消費関連の一角も売られた。 亜州リサーチ(株) 《AK》 記事一覧 |