|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/03/29 15:48,
提供元: フィスコ
市場参加者限られるなかで自律反発【クロージング】
*15:48JST 市場参加者限られるなかで自律反発【クロージング】
29日の日経平均は反発。201.37円高の40369.44円(出来高概算17億5000万株)で取引を終えた。前日の大幅安の反動から幅広い銘柄に買いが先行。ただ、29日の欧米市場はグッドフライデー(聖金曜日)で休場となることから海外勢の市場参加は乏しく、上値の重さが意識されたものの、後場中盤以降に先物への断続的な買いが入ったことを受け、取引終盤には40521.71円まで水準を切り上げた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、海運とゴム製品の2業種を除く31業種が上昇し、繊維製品、不動産、建設、パルプ紙、空運の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>が堅調だった半面、レーザーテック<6920>、テルモ<4543>、ファナック<6954>、信越化<4063>が軟化した。
前日の米国市場は、3月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が上方修正され、堅調な米景気を背景に買いが先行しNYダウは上昇した。東京市場は前日に大幅下落しただけに自律反発を狙った買いや、米景気の底堅さから景気敏感セクターにも買いが波及した。また、円安基調を映して自動車や電子部品など輸出関連株にも値を上げる銘柄が目立ち、日経平均の上げ幅は一時350円を超えた。
注目されている2月のPCE物価統計は、総合指数が前年同月比2.5%上昇と、1月(2.4%上昇)から伸び率が拡大し、コア指数は前年同月比2.8%上昇と1月(2.8%上昇)と変わらずと予想されている。先日のウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事の「利下げを急ぐ必要はない」との発言内容と整合性があるのかがポイントであり、週明け4月1日の東京市場での反応が注目される。市場予想より強めの結果となれば円安が進む可能性があり、1990年7月以来となる1ドル=152円台を突破してくるのかも注目との声も聞かれた。
《CS》
記事一覧
2024/04/29 18:03:欧州為替:ドル・円は下げ渋り、ドル買戻しで
2024/04/29 17:18:東京為替:ドル・円は急落、円急伸で為替介入に思惑
2024/04/29 16:35:東京為替:ドル・円は155円10銭台、円買い圧力で
2024/04/29 15:09:米国株見通し:下げ渋りか、FOMCにらみも調整は一服
2024/04/29 15:02:東京為替:ドル・円は156円台、「介入の可能性」と短期筋
2024/04/29 14:39:東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、円買い圧力継続
2024/04/29 14:20:東京為替:ドル・円は乱高下、一時155円付近まで下落
2024/04/29 13:51:東京為替:ドル・円は155円台、5円程度の円高
2024/04/29 13:23:東京為替:ドル・円は156円台に急落、円は強含み
2024/04/29 12:15:東京為替:ドル・円は強含み、一時160円台
2024/04/29 11:35:東京為替:日米金利差の早期縮小観測後退で円売り加速
2024/04/29 10:53:東京為替:ドル・円は不安定な値動き、一時160円台に急伸も159円台前半まで値下がり
2024/04/29 09:58:東京為替:ドル・円は引き続き158円台前半で推移
2024/04/29 08:52:今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売りがただちに拡大する可能性低い
2024/04/29 08:47:今日の為替市場ポイント:■日米金利差の早期縮小観測後退でドルは底堅い動きを保つ可能性
2024/04/29 06:30:今日の注目スケジュール:欧ユーロ圏景況感指数、欧ユーロ圏消費者信頼感指数、独消費者物価指数など
2024/04/28 10:00:個人投資家・有限亭玉介:人気テーマも業績期待株に狙いを定める!今注目する株はコレだ【FISCOソーシャルレポーター】
2024/04/28 09:00:ベトナム株に不透明感【フィスコ・コラム】
2024/04/27 18:50:来週・再来週の相場で注目すべき3つのポイント:米FOMC、米雇用統計、日米決算ラッシュ
2024/04/27 17:00:株ブロガー・さなさえ:エネルギー関連に物色増!「もしトラ」を超えるそのトレンドに注目【FISCOソーシャルレポーター】
|