|   フィボナッチ分析とディナポリレベルジョー・ディナポリ,
成田博之,
株式会社ゼネックスパンローリング
 A5判 上製本 392頁 2023年1月発売
 本体 5,800円  税込 6,380円
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 読者の声
 
 マーケットの押しや戻りを視覚化する方法押し・戻り、仕掛け、手仕舞い、目標価格を導き出すディナポリレベル“黄金律”0.382 0.618が売買のカギ!
元祖フィボナッチトレーダーが伝授する基本書!
  本書は、投資市場における「押しや戻り」を正確に当てるフィボナッチを基本したトレード手法を紹介したものである。この不思議な数値である0.382や0.618は、投資家として、またトレーダーとしてワンランク上を目指そうとする人、どうしても現状の沈滞ムードを打破したい人にとっては絶大な力と啓示を与えてくれるだろう!
  第1部では、強力な先行指標であるフィボナッチを利用した「ディナポリレベル」を利用するための基本原則となる「トレンド」「方向」「値動き」についてジョー・ディナポリ流の定義をし、基礎をしっかりと固めることができる。第2部ではトレードのチャンスが間近に迫っているのかどうかを判断する基準となる「トレンド分析(DMAやMACD・ストキャスティックスのコンビネーション)」や「方向性指標」「買われ過ぎ・売られ過ぎ」について検討し、その時点でトレードチャンスがあるかどうか、そのトレードのリスク・リワード・レシオが分かる。第3部では、「ディナポリレベル」による実践的なトレード手法や戦術やミスを防ぐ方法などが解説されており、敢然とマーケットに立ち向かうだれにも頼らない独立したトレーダーになる具体的方策が詳述されている。
  本書は、仕掛けや手仕舞い、リスクとリワードといったトレーダーが一番関心のあることを、多くのチャートによって初心者でも視覚的に分かりやすく解説されている。0.382や0.618という12世紀のイタリアの数学者のレオナルド・フィボナッチが発見した秘数があなたに莫大な財産を作らせる重大なヒントになるかもしれない!
 ※本書は『ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法』の新装版です。
 「ジョーはフィボナッチ級数を用いて導き出したエリアで取引に出る。一般に知られているデイトレードのブレイクアウト手法ではなく、マーケットの押しや戻りで仕掛けていく売買手法がジョーのアプローチである。また、損切りポイントがマーケットに近く、低リスクで取引をするのが彼の特徴でもある。トレンドの定義にもジョー独自の考えが使われている。これらの貴重な情報を彼は惜しむことなく一般に公表してきた。また、そのスタンスはこの先も変わらないだろう。そのため、今では、フィボナッチトレーダーと名乗る多くのトレーダーがいる。しかし、元祖はジョー・ディナポリ! 彼のオリジナルワークを楽しんでください。」――「監修者まえがき」より
 
 目次監修者まえがき新装版監修者まえがき
 
謝辞書名について
 まえがき
 
第1部 序論
 第1章 トレード手法――裁量的トレード手法vs非裁量トレード手法とポジショントレードvsデイトレード概説
 リアリティチェックをしてみよう
 非裁量的アプローチ
 そうだったらいいのに……
 現実は……
 裁量的アプローチの場合は
 そうだったらいいのに……
 現実は……
 経歴
 いくつかの項目について詳しく説明しよう
 1.ヒーローたち
 2.システム障害
 3.実習期間
 裁量的トレード
 まとめ
 裁量的トレードテクニックの特徴
 非裁量的トレードテクニックの特徴
 非裁量的トレードと裁量的トレードの特徴
 ポジショントレードvsデイトレード
 デイトレードの短所
 デイトレードの長所
 別の方法
 第2章 必要条件、基本原則、そして定義必要条件
 基本原則と定義
 トレンド
 方向
 値動き
 フェイラー
 先行指標
 遅行指標
 論理的収益目標
 時間枠
 確認されたものと未確認のもの
 間違い
 うまいトレード
 トレード計画
 まとめ
 第3章 成功するトレードアプローチの不可欠な要素1.マネーマネジメントと自己管理
 2.市場の機能
 3.トレンドと方向性の分析
 4.買われ過ぎ・売られ過ぎの評価
 5.仕掛けのテクニック(先行指標)
 6.手仕舞いのテクニック(先行指標)
 重要点
 第2部 コンテクスト第4章 トレンド分析――DMA(ずらした移動平均)概説
 DMA(ずらした移動平均)
 よくある質問
 より高度なコメント
 第5章 トレンド分析――MACD・ストキャスティックスのコンビネーション概説
 プログラムとプログラマー、そしてプロブレム
 それでは本物のストキャスティックスさん、どうぞお立ちください
 レーン(ロウ)ストキャスティックス
 ファストストキャスティックス
 スロー(優先)ストキャスティックス
 修正移動平均(MAV)
 修正ストキャスティックス
 ザ・ストキャスティックス
 優先ストキャスティックス
 市場配列バーチャートと時間配列バーチャート
 データサンプル
 プログラマーとアップグレード
 ザ・ストキャスティックスを使う
 MACD(DEMA)・ストキャスティックのコンビネーション
 よくある質問
 まとめ
 第6章 方向性指標――高確率の取引シグナルを得る9種のパワーパターン概説
 売りの「ダブルリペネトレーション・シグナル」または「ダブルレポ」
 注目すべき重要なポイント
 よくある質問
 市場例
 「ダブルレポ・フェイラー」
 よくある質問
 「シングルペネトレーション」または「ブレッド・アンド・バター」シグナル
 パターンフェイラー
 「ヘッド・アンド・ショルダーズ・フェイラ―」
 「トライアングルブレイクアウト・フェイラー」または「ウップス」
 「人気の後退」または「強欲者の歓喜」
 「線路」
 そこで、どうトレードするのか?
 「ルック・アライクス(そっくりさん)」
 「ストレッチ」
 「ブィブスクワット」
 「ブィブスクワット」のフイルタリング
 よくある質問
 第7章 買われ過ぎ・売られ過ぎオシレーター――何が有効で、何が有効でないか、それはなぜなのか概説
 ストキャスティックス
 MACD
 RSI
 CCI
 デトレンデッドオシレーター
 デトレンデッドオシレーターの活用
 戦略1
 戦略2
 ボラティリティブレイクアウト
 戦略3
 戦略4
 注目すべき重要なポイント
 戦略5
 オシレータープレディクター
 まとめ
 第3部 ディナポリレベル第8章 フィボナッチ分析、基本概説
 歴史
 由来
 指針
 2つの主要な比率である0.382と0.618を利用した基本的な押し・戻り分析
 3つの主要な拡張比率である0.618、1.0、1.618を利用した基本的なフィボナッチの拡張分析
 よくある質問
 第9章 ディナポリレベル序論と注意
 エリオット波動理論
 ディナポリレベル
 定義
 マーケットスイング
 リアクションナンバーまたはポイント
 フォーカスナンバー
 フィブノードまたはノード
 目標ポイント
 コンフルエンス
 リネッジマーキング
 理論的利益目標
 アグリーメント
 フィブシリーズ
 ディナポリレベルあるいはD-レベル
 実例
 重要な注意事項
 精密レシオコンパス
 第10章 ディナポリレベル――複数のフォーカスナンバーとマーケットスイング複数のマーケットスイング
 より高度なコメント
 より多くのフォーカスナンバー
 フォーカスナンバーに対する時間枠の影響
 レス・イズ・モア(少ないほうが多い)
 フィブシリーズの削除
 第11章 ディナポリレベルによるトレード概説
 時間枠の移行
 理想的なトレード例
 より高度なコメント
 D-レベルの拡張分析とLPO
 逆指値設定に関する補足
 プレゼンテーション
 フィブノードのプリントアウト
 ダウの例
 フィブノードの目標のプリントアウト
 Tボンドのつなぎ足チャートでのアグリーメント
 隠れたD-レベル
 より高度なコメント
 フィボナッチ分析を使った相場動向の定義
 第12章 総合練習――基本例シナリオ1
 シナリオ2
 より高度なコメント
 現実に戻ろう
 よくある質問
 第13章 フィボナッチ戦術概説
 ボンサイ――仕掛けと逆指値を置くテクニック
 ブッシュ――仕掛けと逆指値を置くテクニック
 マインスイーパーA――仕掛けと逆指値を置くテクニック
 可能性1
 可能性2
 可能性3
 マインスイーパーB――仕掛けと逆指値を置くテクニック
 60分足のS&Pによるポジション戦術
 トレードの続き(チャート13.11)
 ウォッシュ・アンド・リンス――自信を構築するもの
 よくある質問
 第14章 よくあるミスを防ぐために概説
 Tボンドの例
 対象を広げてみよう
 質問
 第15章 追加の市場サンプル大豆粕の長期トレード
 概説
 コンテクスト
 トレードの開始
 トレードの継続
 重要な注意事項
 より高度なコメント
 間違いをしただろうか?
 より簡単な収穫
 短期のS&Pトレード
 概説
 トレンド
 買われ過ぎ・売られ過ぎの分析
 方向の分析
 トレードの開始
 トレードの心理
 市場のメカニズム
 より高度なコメント
 質問
 エピローグ
 付録A付録B
 付録C
 付録D
 付録E
 付録F
 付録G
 付録H
 付録I
 付録J
 参考文献参考資料
 著者について
 
 ■監修者まえがき元祖フィボナッチ・トレーダー、ジョー・ディナポリ フィボナッチといえばディナポリという名前が自然と頭に浮かぶほど有名なアメリカ人トレーダー、ジョー・ディナポリ。1980年代の後半からセミナーなどを通して彼は積極的に自然界が与えてくれたこの不思議な数字を使うことで収益を生む手法を公開している。
  また、早くからアジア市場に目を向けて、彼自身、タイに移り住んでいる。彼は、アメリカ市場の代名詞ともいえるS&P500先物を1980年代にアクティブにトレードをしていた。そのトレード数はかなりの量になっていた。実は、デイトレードにジョーはこのフィボナッチ級数を使っていた。今までにデイトレードに役立つ手法としていろいろな数字やルールが世間一般に公表されてきたが、先行役としての役割を成している指標を目にすることは少ない。
  ジョーはフィボナッチ級数を用いて導き出したエリアで取引に出る。一般に知られているデイトレードのブレイクアウト手法ではなく、マーケットの押しや戻りで仕掛けていく売買手法がジョーのアプローチ。
  また、損ぎりポイントがマーケットに近く低リスクで取引をするタイプでもある。トレンドの定義にもジョー独自の考えが使われている。これらの貴重な情報を彼は惜しむことなく一般に公表してきた。また、そのスタンスは、この先も変わらないだろう。そのため、今では、フィボナッチトレーダーと名乗る多くのトレーダーがいる。しかし、元祖はジョー・ディナポリ! 彼のオリジナルワークを楽しんでください。
  2004年9月                 成田 博之
 ■新装版 監修者まえがきあなたはトレンドフォローがトレードにおけるシンプルで最高の手法だと信じて流れに乗ろうと試みたことはあるだろうか。シンプルなはずが、なかなか波に乗れずにイラ立ちを覚えたトレーダーは多いと思う。ジョーの著書を最初に読んだとき、フィボナッチ級数を使う市場分析の解説書だと思った。シドニーでジョーに会い、実際のトレードについて話した。フィボナッチはあくまで実践トレード用ツールであり、そのツールを正しく使うためにフィボナッチ級数を駆使した分析を学ぶ重要性を知った。 では、なぜ、ここまでフィボナッチ級数を市場分析に使うのか。それは、デイトレードは限られた時間内に利益を追求する手法であり、トレード中に分析している時間の余裕はない。取引を始める前に完全に分析を終える必要がある。ジョーはその点を理解してもらうために作成したテキストが本書だ。
  時間別のチャート分析はよく目にすると思うが、では、それを1つの画面に要約し、実践トレード用に生かしているアプローチを目にしたことはあるだろうか。ジョーが本書で解説しているフィボナッチ級数を用いた分析は年足、週足、日足と言ったすべての時間枠で使用できる。これらすべてを事前に調べ、準備万端な状態で狩りに向かう。狙った獲物は逃さない。準備を怠ったトレーダーはマーケットという猛獣に襲われる。
  今回、また新装版として刊行されることになって、監修者としても望外の幸せである。
  2022年12月
 成田博之 ■まえがきテクニカル分析一色の世界に足を踏み入れる前に、多少の歴史的背景を知りたいという読者は、このまま読み進めてほしい。そうでない読者は第1章、もしくは第2章まで読み飛ばしても、私のトレード手法を理解するのにはまったく問題ない。 では、なぜこの本を、なぜ今書いたのか。本音の質問をぶつけるならば、「なぜあなたは、それほど効果のあるトレード手法を公開してしまうのか。なぜ、自分ひとりだけで使い続けないのか。あまりに多くの人がそのトレード手法を使えば、その手法の有効性が低下するとは考えないのか」ということになる。答える価値のある、もっともな質問である。端的に言ってしまうと、マーケットは私にずっと寛大で、私に大きな移動能力と快適なライフスタイルを与えてくれたのである。また、私は最近、生命にかかわる健康状態を経験した。このことは、私が見直すためのきっかけとなった。この本を執筆することで、私は何らかの恩返しができるのである。詳しく説明するには、私の経歴から話さなくてはならない。
  私は1986年に、過剰なトレードと睡眠不足が原因となって、精神的にも肉体的にも、燃え尽き状態に陥った。お金と同僚からの称賛を得る引き換えとして、自分の健康と安らぎを犠牲にしたのである。人生には、S&Pの次のティックよりももっと重要なことがある、と悟ったのはそのときだった。友人であるジェイク・バーンスタインの助言に従い、私は講演活動をやってみることにした。1986年も終わりに近いころのラスベガスでのフューチャーズ・シンポジウム・インターナショナルでのことだった。私はまったく意外な聴衆の反応に直面したのであった。
  講演は、1時間ずつの2部構成となっており、第1部が午前に、第2部が午後に行われた。ベテラン講演者のひとりは、私にこう助言した。「説明は、上げ、下げ、上げ、引け、そして買いでいい。単純にするんだよ」。さらに「価値のある話なんて、だれも理解しないし、喜びもしないよ」と続けた。「でも、私はそんな方法でトレードしないですよ」と私は反論した。すると彼は、「だからどうだっていうの」と切り捨てたのだった。私は彼の皮肉な見方に驚愕した。講演の主催者であるジェイクに、私が何を話すべきか、彼の考えを聞かせてほしいと尋ねると、彼の答えは明確で簡潔だった。「自分が教えるべきだと思うことを教えればいい。聴衆がそれを理解しなかったとしたら、彼らが損するだけだ」。私はそのとおりにした。午前の講義には35人ほどの参加者がいた。彼らの関心は高く、質問も知性にあふれたもので、私は自分の知識を伝えながら質疑を楽しんだのだった。
 
 著者紹介ジョー・ディナポリ(Joe DiNapoli)ジョー・ディナポリは、市場でのトレード経験が40年以上になるベテラントレーダー。また根気強い徹底した研究家、国際的に認められた講演者でもある。ディナポリの受けた公式の教育は、電気工学と経済学で、非公式に受けた教育は「バンカー」で身につけたものである。これは多くのコンピューターと通信機器に埋もれたトレーディングルームの別名で、この場所でディナポリの初期の研究が始まった。
 DMA(ずらした移動平均線)、特許を持つオシレータープレディクターの開発、特に価格軸に対するフィボナッチ級数の実践的でユニークな利用方法によって、今日最も探求心の強い専門家の1人と認められている。ディナポリは、10年余りにわたって公認のCTA(商品投資顧問業者)として、アメリカや欧州やアジアの主要な金融都市で独自のトレードテク
ニックを教え、1996年には世界の23の金融センターでセミナーを開いた。
 『マーケットのテクニカル秘録』(パンローリング)の著者であるチャック・ルボーが読者に、成功したトレーダーのなかでインタビューしてほしいトレーダーの名前を尋ねたところ、ジョー・ディナポリの名前が挙がった。ディナポリはまた、テレビ番組に出演し、市場予測や株価指数や金利先物の正確な予測をやって見せた。
 フロリダ州サラソタのシエスタキーにあるコースト・インベストメント・ソフトウエア社の社長であるディナポリは、ユニークかつ革新的な方法で先行指標と遅行指標を組み合わせたものを使いながら、「精度の高い」トレード手法を開発し続けている。ディナポリは毎年、自分のトレーディングルームでプライベートレッスンを行っているほか、ソフトウエアやトレーディングコース教材を通じて多くの人にトレードの手法を伝授している。
 (ウィザードブックシリーズ340)
 読者のご意見先ずは、新装版として再発刊されたこと、ジョーディナポリのファンとして、非常にうれしく思っております。...もっと見るそのほかのお薦め
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