パンローリングというと翻訳物の投資関連書籍のイメージが強いが、本書は心理学や自己啓発、数学等々幅広いテーマの書籍があるフェニックスシリーズの一冊。
本書は三角形や三角法を中心とした内容について語られた、いわば数学エンタメ的な内容の一冊。
私自身はまさに文系人間で、数字や数式などは大の苦手。が、本書は多少はそうしたものも登場するものの、身近なことと関係した「お話」「ストーリー」とした三角形について書かれているので興味もわきやく理解しやすい。
それでもわかりにくい内容もあったが虹の話やアヒルの波紋、コインの回転などの話は興味深かった。
実はこの三角形というのは歴史上、学問上、日常生活上、様々な面で大きな意味を現実に持っていることも理解できる。
文系にもとっつきやすい「お話」数学本として中学生、高校生など若い人にもすすめたい一冊。
ふしみん 60代 個人投資家
鳳凰堂のランダムウォーカー
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