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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/10/30 12:46, 提供元: フィスコ グリッド Research Memo(6):2027年6月期はAI事業とインフラアセット事業の拡大で大幅増収増益を計画*12:46JST グリッド Research Memo(6):2027年6月期はAI事業とインフラアセット事業の拡大で大幅増収増益を計画■今後の見通し 1. 2027年6月期業績予想 2027年6月期の業績は、売上高4,500百万円(前期比44.3%増)、営業利益600百万円(同30.6%増)、経常利益610百万円(同30.8%増)、当期純利益400百万円(同15.9%増)を見込んでいる。 大幅増収の主因は、AI事業とインフラアセット事業の双方で高い成長を想定していることによる。営業利益についても、人員増強に伴う人件費や採用費、インフラアセット事業における外注費の増加が見込まれるものの、増収効果に加え、AI事業の高付加価値化と生産性向上によって吸収する計画となっている。 なお、第1四半期については、AI事業が堅調に推移する見通しである一方、インフラアセット事業では大型資材の納入時期の影響を受けるため、売上高及び営業利益は一時的に低水準となる見通しである。ただし、売上計上時期のずれによるものであり、グリッド<5582>は通期業績への影響を限定的と捉えている。 2. 事業セグメントの業績見通し (1)AI事業 AI事業の売上高は3,000百万円(前期比27.0%増)を予想している。主力の電力ドメインに加え、製造・運輸、都市・交通の各ドメインでも案件拡大を見込んでいる。これは、案件パイプラインの積み上がりが順調となっているためである。受注前の商談案件から受注済み案件、運用保守案件までを含めた案件パイプライン総額は33.2億円に達している。このうち約半分に当たる16.0億円を、受注済みの開発案件及び運用保守案件が占めており、今後の売上成長に一定の視認性があると考えられる。 生産性指標についても改善を計画している。AI事業エンジニア1人当たり売上高は、期中平均エンジニア数が19.5人増加する前提ながら30.6百万円(前期30.1百万円)へ上昇する計画である。また、AI事業従業員1人当たり売上高は、期中平均従業員数が115.5人(前期から24.6人増)となる一方で、26.0百万円と前期並みの水準を維持する見通しとなっている。 (2)インフラアセット事業 インフラアセット事業の売上高は1,500百万円(前期比98.3%増)を計画している。前期に受注した案件の進捗に加え、新規案件からの売上計上も見込んでおり、売上高はほぼ倍増する見通しである。開発予定案件数は3件、開発予定容量は67MWhとしている。系統用蓄電所市場の拡大を追い風に案件獲得を進める方針であり、受注残高の積み上がりも今後の売上拡大を下支えすると見られる。 また、同社は高圧案件で培った開発ノウハウを生かし、より規模の大きい特別高圧案件への展開を進めている。案件の大型化が進めば、1案件当たりの売上規模や利益額の拡大が期待される。一方で、同事業は案件の進捗や売却時期によって四半期ごとの業績変動が大きくなりやすい特徴を持つ。ただし、系統用蓄電所に対する需要拡大と受注案件の積み上がりを踏まえれば、中期的な成長余地は大きいと見込まれる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正) 《HN》 記事一覧 |