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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/08/05 18:02,
提供元: フィスコ
5日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で続伸、BYDエレク7.7%上昇
*18:02JST 5日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で続伸、BYDエレク7.7%上昇
5日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比169.08ポイント(0.68%)高の24902.53ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が57.59ポイント(0.65%)高の8951.07ポイントと続伸した。売買代金は2293億9880万香港ドル(約4兆3058億円)となっている(4日は2346億8230万香港ドル)。
内外の政策期待が相場を支える流れ。米雇用情勢の悪化を受け、米利下げ期待が高まっている。米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は4日、利下げ時期が近づいているとしたうえで、年内2回以上の利下げが必要となる可能性があるとの認識を示した。中国でも景況感悪化を背景に、当局が追加の景気支援に動くとの見方が強まっている。もっとも、米中の景気懸念が払しょくされたわけではなく、上値は限定された。指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が7.7%高、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が5.1%高、域内大手行の中銀香港(2388/HK)が4.7%高と上げが目立った。アップル関連のBYDエレクに関しては、9月にiPhoneなどの新製品が発表されるとの観測が材料視されている。
セクター別では、鉄鋼や紙・パルプの素材が高い。馬鞍山鋼鉄(323/HK)が15.5%、鞍鋼(347/HK)が5.5%、中国東方集団HD(581/HK)が3.4%、山東晨鳴紙業集団(1812/HK)が14.8%、理文造紙(2314/HK)が7.4%、玖龍紙業(2689/HK)が5.0%ずつ上昇した。鉄鋼業界は減産など、紙・パルプ業界は値上げなどを通じ、「内巻」(不毛な過当競争)からの脱却を目指している。
医薬セクターも急伸。艾美疫苗(6660/HK)が8.4%高、康希諾生物(6185/HK)が7.5%高、信達生物製薬(1801/HK)が6.3%高、三生製薬(1530/HK)が6.0%高と値を上げた。
中国の金融セクターもしっかり。中国農業銀行(1288/HK)が2.3%高、中国工商銀行(1398/HK)が1.7%高、中国人寿保険(2628/HK)が2.8%高、中国人民保険集団(1339/HK)が2.3%高、広発証券(1776/HK)が3.7%高、中信証券(6030/HK)が2.2%高で引けた。
半面、半導体セクターはさえない。英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が6.7%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が1.9%、蘇州貝克微電子(2149/HK)が1.5%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.0%ずつ下落した。
本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.96%高の33617.60ポイントで取引を終了した。金融の主導でほぼ全業種が上昇。自動車、不動産なども上げが目立った。
亜州リサーチ(株)
《CS》
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