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![]() 第18回 海運株は再度、相場になるのか?2021.12.06 <著者プロフィール> 浜口準之助(はまぐち・じゅんのすけ)
約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。
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このブログは2週間に1度更新するようにしていますが、そんな中でここ2週間、私がとった 投資行動は以下の通りです。 �� その前2週でほぼ売却した日本航空と日本製鉄の組み入れは見送り。 一方でコア銘柄の三井住友FG・三菱商事の組み入れをわずかに増加させた。 �� 9107川崎汽船のカラ売りはすぐに手仕舞い、9101日本郵船の組み入れをわずかに行った。 上記�,砲弔い討蓮◆峺柔�権の株主軽視政策、特に金融所得課税強化」が改善されていない中、米国でパウエル議長が発したテーパリング(量的緩和の縮小)の加速発言もあり、キャッシュポジションを高水準で維持しました。 一方で市場全体が大きく下げたので、まあ少しは組み入れを増やしたいと思い、コア銘柄を増加させました。特に三井住友FGの配当利回り5.46%近傍には魅力を感じました。 �△蕨�線変更です。 海運株はここから大崩れする可能性ありと考え、わずかに空売りしましたが、下がらないと感じるや数日後すぐに手仕舞い。先週木曜からドテン買い転換しています。本音を言えば、海運株のことはもう、コメントしたいとは思わない。はっきり言ってもはや、安心して投資できる投資対象ではなくなりましたので。でも今回の路線変更はやはり、コメント無しと言うのは無責任に過ぎると考えました。この点は後で詳しく述べます。 なお今回は、 前回のブログ内容との比較で書いていこうと思います。内容を理解いただくためには、前回のブログを見ていただく必要があると思います。こちらからご覧ください。 第17回 空売り……9107川崎汽船と2022年の半導体製造装置株 また、これは前回も書いていることですが、念のため確認しておきます。当ブログで披露している投資環境見通し、相場観については、実は方向性として変化があるわけではないのです。景気敏感バリュー株は、徐々に上昇に転じる銘柄が多くなろうと考えます。ただ前述の通り、岸田政権のやりかたが不透明なため、現状はサテライト銘柄の投資を見送っている。従い一旦キャッシュ化し、再投資のタイミングを見計らっている。こんな状況です。繰り返しますが、日本航空・日本製鉄とも業績は底打ち、日本製鉄に至っては史上最高益更新なわけですから。なお、コア銘柄については長期保有を継続しますし、前述の通り、わずかに買い増ししています。 さて、ここからは今回のメインテーマ、「海運株は再度、相場になるのか?」について考えてみたいと思います。 私は前回のブログ執筆段階では、海運株には弱気だったのですが、それを改めるきっかけとなったレポートがあるので、まずはそれを紹介します。このブログでは常連さんですね。MorganStanley MUFG証券の海運株アナリスト尾坂さんの12月11日付レポート。「株価は22年度の過去最高益更新期待を織り込んでいない」とのタイトル。ちょっと凄い内容です。 重要な部分にピンクのマーカーをしておりますが、読みづらいといけませんので、以下に要点、 尾坂さんの意見が変わった点について、一部加筆しながら、書き出しておきます。 ![]()
�ヽけ紳膽蟷絢劼力�結RP(Recurring Profit 経常利益のこと)について。21年度は 245.2%増から388.3%増へ、22年度は53.1%減から 4.9%増へ上方修正。特に22年度は減益予想から一転、増益予想へ、2期連続の過去最高益の更新と見方を変更。 �△修譴鉾爾ぁ¬槁験�価は驚きの大幅上昇修正。 ピンクのマーカー部分ですが、以下に拡大したものを貼り付けておきます ![]()
��これを受けての、先週の木・金の9101と9107川崎汽船の株価と出来高。それぞれ、赤と緑の〇で囲んだ部分です。ここ2日のリード役は日本郵船ではなく川崎汽船であることがわかります。今回の氏のレポート、とりわけ目標株価の上昇修正度合いが、株価に大きく影響を与えていると思われます。そしてここ二日は少なくとも、氏のレポート・シナリオに沿って株価が動いていると思われます。 ![]()
今回の海運株の株価上昇は、このレポートに加え、ここもと新型コロナのオミクロン株の発生がきっかけになっていると考えます。オミクロン株で再度人の動きが止まり、モノの動きが活発化する。それに伴い、海上運賃の値上がりもしくは高止まりが起こり、それを受け海運株が再び物色対象となるというシナリオです。これからどうなるか。 今後、海運株の株価が上昇を続けるかどうかは、オミクロン株の動向が大きく影響すると考えます。これが長期化するようだと海運株は相場になるし、あまり大事には至らないということになると、急落する可能性があります。 したがって私はみなさんに、ここから海運株に投資をすることを、幅広く勧めるつもりはないんです。ここから海運株を買うという方は、火中の栗を拾う覚悟でやる必要がある。オミクロン株の動向次第で、海運株の買いポジションは今後、急に梯子を外される可能性も高い。そんな中、相場が下押ししだしたら、即刻損切り手仕舞いできる。そんな腕自慢の方にしかこの相場はできない。これが本音です。 長くなりました。そろそろ総括を。
以上です。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。 キーワード検索: #高配当 #景気サイクル #株式サヤ取り |
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