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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/08/03 11:43, 提供元: フィスコ フォーシーズ Research Memo(3):「美と健康」「環境」「情報」の分野で顧客の課題解決を起点とした事業を展開*11:43JST フォーシーズ Research Memo(3):「美と健康」「環境」「情報」の分野で顧客の課題解決を起点とした事業を展開■事業概要 フォーシーズHD<3726>は、「はずむライフスタイルを提供し、人々を幸せにする」を経営理念に掲げ、顧客の課題解決を起点とした事業展開を行っている。単なる商品販売企業ではなく、顧客の悩みに寄り添いながら解決策を提供するプラットフォームとして事業を展開している点が特徴である。事業領域は、「美と健康」「環境」「情報」の3つの悩みに着目している。美と健康分野では化粧品、健康食品、アロマ、ヘルスケア関連商品を展開し、環境分野では太陽光発電や蓄電池を中心とした再生可能エネルギー関連事業を推進している。また、情報分野ではWeb3.0やブロックチェーン技術を活用し、情報の透明性向上に取り組んでいる。同社は自らを化粧品会社と位置付けておらず、顧客が抱える多様な課題に対する最適なソリューション提供を重視している。事業ポートフォリオを複数の成長分野へ分散して収益機会を拡大するとともに、社会課題の解決と企業成長の両立を目指している点が同社の特徴である。 1. 通販事業 社内コールセンターでの電話オペレーターによる販売とEC販売を展開している。同社の通販事業は2026年9月期中間期において売上高の約6割を占める主力事業である。社内コールセンターでは、「パーソナルトレーナー」と呼ばれる従業員が顧客の美と健康をサポートする専属担当として、化粧品、健康食品、アロマ関連商品に加え、DENBA関連商品の提案・販売を行っている。顧客一人ひとりの悩みに寄り添う商品提案や活用方法の案内を強みとしており、既存顧客や休眠顧客へのアプローチを継続的に実施している。 EC販売では、自社サイト及び各種ECモールを通じて商品を販売している。2023年1月に完全子会社化したiiyが展開する機能性補正下着ブランド「CHARM MAKE BODY」は堅調に成長しており、グループ全体のEC事業をけん引している。また、iiyが有するECマーケティングや商品開発のノウハウをグループ各ブランドへ展開することで、EC販売力の底上げを進めている。今後はSNS活用や広告配信の強化、自社サイト及びモール販売の拡充に加え、DENBA商品の販売強化を通じてさらなる成長を目指している。 2. 卸売事業 国内卸売事業と海外卸売事業を展開している。化粧品、アロマ関連商品、アパレル商品などを国内外のドラッグストアやバラエティショップ、専門店などへ卸販売しているほか、催事やイベントへの出店を通じてエンドユーザーへの直接販売にも取り組んでいる。また、DENBA関連商品の法人向け販売も推進している。 国内卸売事業では、「Cure」ブランドを中心にブランド認知度向上と販路拡大を進めている。主力商品の「ナチュラルアクアジェル」は累計販売本数500万本、累計販売額125億円を突破するロングセラー商品となっている。海外卸売事業では、中国をはじめとしたアジア市場での販売強化を進めており、中国大手ECプラットフォームである京東(JD.com)の越境ECチャネルにおいて販売が拡大している。今後も「Cure」を中心とした主力ブランドに加え、「FAVORINA」「FINE VISUAL」「ANYTHING WHITE」「AROMA BLOOM」や韓国アパレルブランドの販路拡大による国内外での売上成長を目指している。 3. リテール事業 アロマ専門店「AROMA BLOOM」及び睡眠・健康領域に特化した新業態「DENBAラウンジ」の店舗運営を行っている。従来のアロマショップ運営に加え、DENBA JAPANとの資本業務提携を背景に、店舗のDENBAラウンジ化を進めている。 DENBAラウンジでは、DENBA技術を活用した空間体験を提供するとともに、健康や睡眠に関連する商品の販売を行っている。サブスクリプションモデルの導入による継続来店促進や、フランチャイズ展開の検討も進めている。2026年4月末時点ではDENBAラウンジ3店舗、AROMA BLOOM4店舗を運営しており、新浦安店も新たに開設した。今後は既存店舗の収益改善を図るとともに、DENBAラウンジの出店拡大を通じてリテール事業の成長を目指している。 4. コンサルティング事業 主に再生可能エネルギー分野及び衛生関連分野において事業を展開している。再生可能エネルギー分野では、太陽光発電所及び系統用蓄電所に関するコンサルティング業務を中心に、物件の取得、デューデリジェンス、商品パッケージ企画、売買支援などを行っている。取得済みの太陽光発電所や蓄電所の売却活動を進めるとともに、新たな案件の取得と販売を継続することで収益拡大を図っている。また、バイオマスなど新たな再生可能エネルギー分野への展開も検討している。 衛生関連分野では、子会社のHACCPジャパンを通じて衛生関連商品の販売や衛生管理に関するコンサルティング、セミナー運営を行っている。さらに、Web3.0関連技術を活用した新たなサービス開発も進めており、再生可能エネルギー事業との連携による付加価値創出を目指している。同事業は成長投資が先行しているものの、中長期的な収益拡大を担う新たな事業領域として位置付けられている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木 稜司) 《HN》 記事一覧 |