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フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/08/27 09:41, 提供元: フィスコ 株式会社ティムス:2026年12月期中間期決算説明会文字起こし(1)*09:41JST 株式会社ティムス:2026年12月期中間期決算説明会文字起こし(1)ティムス<4891> ■決算を受けてのFISCOアナリストコメント ・TMS-007(JX10、急性期脳梗塞)は、CORXEL社主導のグローバル臨床試験ORION(Ph2/3試験、合計740名組入予定)が順調に進捗しており、日本においても2026年2月に最初の被験者への投与が行われた。Part 1(240名予定)は現時点で予定より前倒しで進捗しており、2026年内の組入れ完了を見込む(トップライン・リザルトは2027年上期を予定、試験全体の完了は2029年12月を予定)。TMS-008(急性腎障害)は2026年上期にPh2a臨床試験デザインを完了しPMDAとの事前面談を実施、2026年下期にはPh2a臨床試験計画届の提出および最初の患者への投与を予定(被験者組入れ期間は1年程度を想定)。非臨床データでは、急性腎障害モデルマウスにおいて臨床応用を想定した投与形態で著効を確認できている。JX09(治療抵抗性または制御不能な高血圧)は、CORXEL社がオーストラリアで実施した第1相臨床試験が重大な安全性・忍容性の懸念なく完了した一方、CORXEL社は戦略的な観点から同薬剤のさらなる開発を保留している(開発方針に変更が生じた場合は同社より改めて開示予定)。なお、同領域で競合となりうるアルドステロン合成酵素阻害剤クラスは他社で開発が進展しており、バクスドロスタット(アストラゼネカ)が2026年5月にFDA承認を取得したほか、ミネラリス社もFDAへ新薬承認申請済みで審査結果は2026年12月に予定されている。 ・2026年12月期中間期の営業損失は392百万円(前中間期比79百万円減、前中間期にあったTMS-008のPh1試験費用計上が当中間期にはなかったこと等による参考値)。2026年12月期通期のコスト見込みは900〜1,300百万円(うち研究開発費600〜900百万円)となる。現預金は前期末比321百万円減の2,459百万円となった。業務資本提携関係にあるCORXEL社は2026年1月22日に2億8,700万ドル($1=158円換算で約453億円)の資金調達完了を発表しており、これは2025年の米国非上場バイオテック資金調達としても上位クラスの規模で、TMS-007(JX10)を含むパイプラインの臨床開発進捗に弾みが付く可能性がある。 ・同社のパイプラインと同様の製品を開発している企業は少なく、急性期脳梗塞に対して先進各国で共通に承認されている薬はt-PAの1つしかない。営業収益の寄与としては少なくともt-PAの年間販売額21億ドル強が売上の将来的なターゲットになってくる(同社は、日本以外での売上高に対して一定比率を乗じたロイヤリティを受領)。優れた有効性と安全性を持つ可能性のあるTMS-007の薬価は、より高く設定されるケースも想定し得る。t-PA適応が全体患者の35%であるのに対して、投与時間の拡大と安全性の高さからTMS-007が同75%に達する可能性もあり、その場合は数量と単価でt-PAを数倍レベルで上回ろう。保有するパイプラインの本質的な価値と現在の時価総額との間には大きな乖離が出てくる。なお、同社の時価総額は50億円前後(8月21日現在)。 株式会社ティムス:2026年12月期中間期決算説明会文字起こし(2)に続く 《MY》 記事一覧 |