| 携帯版 |
|
|
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2026/09/28 12:48, 提供元: フィスコ セグエ Research Memo(8):長期ビジョンの達成に向けて、中期経営計画は順調に進捗(1)*12:48JST セグエ Research Memo(8):長期ビジョンの達成に向けて、中期経営計画は順調に進捗(1)■セグエグループ<3968>の中長期の成長戦略 1. 事業環境と長期ビジョン サイバー攻撃関連通信を観測している(国研)情報通信研究機構(NICT)のレポートによれば、2023年に観測されたサイバー攻撃関連通信は前年比18%増加し、5年前との比較では約3倍に増加している。サイバー攻撃の増加に伴うサイバーセキュリティ対策の需要も拡大しており、国内セキュリティ市場は2022〜2027年の年平均成長率(CAGR)が7.2%になると予測されている。 一方、内閣サイバーセキュリティセンター:サイバーセキュリティ2023(年次報告・年次計画)では、サイバー空間を巡る昨今の状況変化と情勢について、様々な分野・組織における情報システムの利用拡大によってサプライチェーンの多様化・複雑化が進展し、生成AIなど新たな技術の普及に伴うサイバー攻撃の侵入口の増加、セキュリティ対策の不備などによるシステム障害・情報漏洩のリスクの高まりが指摘されている。さらに、安全保障環境が厳しさを増すなかで、国家を背景としたサイバー攻撃が平素から行われるようになっているという分析の下、各省庁での施策決定や関連予算の計上が行われている。具体的には、防衛省の「防衛産業サイバーセキュリティ基準」や厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」といったセキュリティ基準の改定・厳格化によって、関連機関・取引先企業などはこれらに沿った対応が求められている。 同社では、こうした事業環境を前提に長期ビジョン「Segue Vision 2030」を策定し、「セキュリティ分野での多様な機能を提供する唯一無二の存在」になることをグループの目指す姿とした。今後ますます増加・多様化するデジタルネットワークのセキュリティ脅威を排除するために、技術・プロダクト・サービスで支える顧客の最良のパートナー企業として情報セキュリティ&ITインフラを統合した「トータルセキュリティソリューションカンパニー」となるべく、セキュリティサービス、セキュリティプロダクト、ITインフラ及びIoTプロダクト、システムインテグレーション、クラウド基盤サービスなどをワンストップで提供し、売上高500億円、営業利益率10%超を2030年の業績イメージに掲げている。 2. 中期経営計画の業績目標と達成に向けた取り組み 中期経営計画「Segue300」(2024年12月期〜2026年12月期)では、最終年度である2026年12月期の業績目標として売上高26,000百万円、営業利益1,800百万円、経常利益1,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,050百万円を目指す。売上高は2023年12月期実績比1.5倍(年平均成長率14.2%)、営業利益は同1.7倍(同18.3%)、経常利益は同1.8倍(同21.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.6倍(同16.7%)という大幅な増収増益を達成すべく、営業を中心とした人材投資、「RevoWorksクラウド」などのセキュリティ系の伸長、セグエセキュリティの黒字化などを推進している。 また、「Segue300」のネーミングは、売上高300億円を目指すという同社の強い意思表示であり、M&Aを実現した場合のチャレンジ目標として、売上高30,000百万円、営業利益2,000百万円、経常利益2,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,178百万円を掲げている。その実現に向けたビジネス別売上高として、VADビジネスで130億円、システムインテグレーションビジネスで90億円、自社開発ビジネスで18億円、海外ビジネスで22億円、M&Aチャレンジ目標で40億円を計画している。 2024年12月期には、M&Aによって2社(First One Systems、テクノクリエイション)の子会社化を実現し、今後の業績寄与が期待される。IT業界は人材不足が続いているが、2社の子会社化もあり付加価値の源泉である従業員数は着実に増加している。2025年12月期は計画を上回る業績を達成し、2026年12月期も業績予想を上方修正し、チャレンジ目標を超過する利益水準を予想するなど、中期経営計画の業績目標の超過達成に向けて順調に推移している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《HN》 記事一覧 |